コンプライアンス対応、データプライバシー保護など、ハイブリッド マルチクラウド環境全体で増大するデータガバナンスの強化を支援
ネットアップ合同会社(本社:東京都中央区、代表執行役員社長:中島シハブ)は、組織内のデータをスキャン・分類・分析するクラウドサービス「Cloud Data Sense」の機能を強化し、日本語データおよび「マイナンバー」を含む日本のPII(個人情報識別情報)に対応させて、提供開始しました。また、組織内の機密データ保護、アクセス管理、コンプライアンスなど、データガバナンス対応を評価、支援する新しいコンサルティングサービス「NetApp® Data Discovery Assessment」(以下 DDA)を提供開始します。
今回日本語データに対応したCloud Data Sense を利用することで、オンプレミスとクラウド環境全体の中でPIIを含むデータの場所を効率的に把握できます。また、各国の法規制で求められるデータ主体アクセス要求(DSAR)に対応するために、プライバシーリスク評価、GDPR(欧州)、HIPPA(米国)、PCI DSS(ペイメントカード業界)などで規定されている各種レポートを生成することもできます。さらに、従来からの機能(※)を日本語データにも効かせることができるようになりましたので、個人情報の取り扱い規制が強まる世界市場でも、変化するシステムの利用状況と急速に増大するデータの状況を把握しながら、効率的かつ容易にデータガバナンスを実現することが可能です。
※ 古いデータや重複データ、ビジネスと無関係なデータを発見し、削除や分類などによりコスト削減の余地を提示。また、機能レベルなどに応じたデータマップを自動で作成し、データ状況の概要を提供。
Cloud Data Sense の主な機能強化点
- 日本語データへの対応: Cloud Data Sense が対応する以下のファイルストレージ、オブジェクトストレージ、データベースで日本語データに対応
- ネットアップ製品:「Cloud Volumes ONTAP」、オンプレミス「ONTAP」製品、「StorageGRID」
- クラウドファイルストレージ:「Azure NetApp Files」「Amazon FSx for NetApp ONTAP」「Cloud Volumes Service for Google Cloud Platform」
- 一般的な NFS/CIFS ファイル共有
- オブジェクトストレージ:「Amazon S3」、S3互換オブジェクトストレージ
- データベース:「Amazon RDS」「MongoDB」「MySQL」「Oracle DB」「ostgreSQL」「SAP HANA」「Microsoft SQL Server」
- 「Microsoft OneDrive」「Microsoft SharePoint」「Google Drive」
- 日本のPII(個人情報識別情報)への対応: 以下に示すデータに含まれる日本語のPIIの検知と分類に対応
- マイナンバー(行政手続における特定の個人を識別するための個人番号)
- Emailアドレス
- IBAN(国際銀行口座番号)
- パスワード
- クレジットカード番号
- IPアドレス
NetApp Data Discovery Assessment(DDA)提供開始について
組織が機密データ保護、アクセス管理、コンプライアンスなど、データガバナンス対応を実現するためには様々な要素を整理、検討しなければなりません。DDAは、Cloud Data Senseを使用してお客様環境のガバナンス状況を可視化した上で、ワークショップ形式で現状を把握し、望ましい環境を構築するための推奨案を提示する無償アセスメントサービスです。本サービスはNetApp プロフェッショナル サービスのコンサルタントが担当します。
- 日本語対応に伴う特別プロモーション(2023年4月30日申込み分まで)
- 15TBまでのデータ分析を無償提供
- Cloud Data Sense 利用ライセンスを30日間無償提供
(いずれも総データ容量 250TB以上のお客様が対象)
アセスメント成果物の例
参考資料
- Cloud Data Sense 製品公式ウェブサイト
- NetApp BlueXP: Cloud Data Sense 機能説明ウェブサイト
- Blog: Cloud Data Sense Named a Leader in Two GigaOm Reports for Unstructured Data Management
- Blog: The Data Governance Quartet: Why Compliance, Security, Storage Optimization, and Migration Are All One Problem
ネットアップについて
ネットアップはグローバルなクラウド戦略で業界をリードする、Data-Centricなソフトウェア企業です。デジタルトランスフォーメーションが加速する時代において、データを活用してビジネスをリードする企業や組織を支援します。クラウドでの開発、クラウドへの移行、オンプレミスでの独自のクラウドレベルの環境構築など、データセンターからクラウドまでのアプリケーションを最適な状態で実行できるシステム、ソフトウェア、クラウド サービスを提供しています。ネットアップは、多様な環境にわたって機能するソリューションを通じて、企業や組織が独自のデータファブリックを構築し、いつでもどこでも、必要なデータ、サービス、アプリケーションを適切なユーザに安全に提供できるようにしています。詳細については、www.netapp.com/ja をご覧ください。ネットアップ合同会社はネットアップの日本法人です。
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