コストとパフォーマンスの最適化、セキュリティ、柔軟な使用方法など、最先端のAIOpsでハイブリッド マルチクラウド環境のデータストレージを簡素化
この資料は11月1日に米ネットアップが発表したプレスリリースの抄訳です。
米ネットアップ(本社:米国カリフォルニア州、CEO:ジョージ・クリアン)は11月1日、オンプレミスおよびクラウド環境におけるストレージとデータサービスにおいて、シンプルなハイブリッドマルチクラウド体験を実現する統合コントロールプレーン「NetApp BlueXP」(以下「BlueXP」)の提供を開始しました。
今日の企業や組織は、不確実な時代であっても、DXの加速、成長促進するために、ハイブリッドマルチクラウド環境に移行する動きは強まっています。しかし、この環境は管理と効率化が難しく、イノベーションを阻害する可能性があります。今回発表した「BlueXP」により、より「進化したクラウド」への道を切り開きます。そして、オンプレミスとパブリッククラウドにまたがるクリティカルな運用を簡素化・自動化し、ビジネスで成果を出しながら顧客体験を向上できるように支援します。
「BlueXP」は、オンプレミスのユニファイド ストレージや、主要なパブリック クラウド プロバイダのファーストパーティ ネイティブ ストレージなど、ハイブリッド マルチクラウド環境に広く保管されている、データ資産全体を管理することが可能です。また、AIOpsに基づいてシンプルかつ高い操作性を持ち、幅広いデータサービス機能を提供します。データ、インフラ、およびそれらを支えるビジネスプロセスの導入、自動化、検出、管理、保護、ガバナンス、そして最適化を統合しつつ、今日のクラウド主導の環境に求められる柔軟な利用オプションとともに提供します。
【NetApp BlueXPの主な機能】
- 統一されたストレージ管理:
SaaSで提供されるBlueXPグローバルコントロールプレーンは、幅広いハイブリッド マルチクラウド環境の可視化と管理を一カ所で行うことができます。オンプレミス ストレージの「NetApp AFF」「FAS」「StorageGRID」「Eシリーズ」や、主要クラウドの「Amazon FSx for NetApp ONTAP」「Azure NetApp Files」「Google Cloud Volumes Service」「Cloud Volumes ONTAP」などを、すべて1つのコンソールで管理できます。 - AIOpsによる健全性維持:
AI/ML主導の統合型自動化により、工数、リソース負荷、リスクプロファイルを削減します。また、AIを使った健全性ならびにステータス監視により、インフラとワークロードの問題を警告するだけでなく、トラブルシナリオを回避するためにプロアクティブなガイダンスを提供します。さらに、ネットアップの先進的な「Active IQ」テクノロジを統合し、ハイブリッド マルチクラウド全体で常時テレメトリ(遠隔測定)を実現します。 - サイバーレジリエンス:
統合されたゼロトラストモデルによるデータ保護と、セキュリティを一元管理します。また、単一のランサムウェアダッシュボードにより、ランサムウェアの脆弱性を全社にわたって可視化し、ワンクリックで多くの問題を自動的に修正することが可能です。 - 一目でわかるガバナンス:
デジタルで保存している資産の全体像を把握し、コンプライアンスとパーミッションの監視を行います。AI/ML機能により、ユーザーとデータレベルのアクティビティの両方を監査し、異常を即座に検知して所定のアクションを実行します。 - シームレスなモビリティ:
統合されたデータムーバーにより、主要なクラウドとデータセンター間でデータのコピー、同期、階層化、キャッシュを、ドラッグ&ドロップのように簡単に行うことができます。セキュリティと効率性を両立させたことでデータは転送中も保護され、可能な限り低コストのストレージ階層に保存されます。 - 柔軟な消費:
利用した機能とその使用量に対してのみ、料金を支払うことができます。また、「Digital Wallet」機能を使用することで、ニーズの変化に応じてデータサービスのライセンスを簡単に交換することができます。ストレージ・アズ・ア・サービス(STaaS)の「NetApp Keystone」はBlueXPに統合され、消費型のデータセンター・ストレージをクラウド・ストレージと同時に管理することができます。
米IDC クラウドデータ管理部門リサーチディレクター Archana Venkatraman氏のコメント
「今日のクラウド環境は複雑です。企業や組織はハイブリッドマルチクラウド環境全体において、よりシンプルで合理化され、ガバナンスが効き、パフォーマンスとコストが最適化された体験を求めています。『進化したクラウド』は、管理全体に対する最も地に足の着いた、AI主導の実用的なアプローチの1つであり、運用、FinOps、イノベーションへの移行を行うことで迅速に利益を得ることができます」
米ネットアップ CEO ジョージ・クリアンのコメント
「今回発表したBlueXPで当社は、ユニークな取り組みを行うことができるようになりました。それは、企業や組織がインフラ、アプリケーション、データをビジネスの有効な資産として活用できるようにして、クラウドの可能性を引き出せるようにする取り組みです。進化したクラウドのアプローチを採用することで、お客様はクラウドをアーキテクチャと運用に統合し、複雑さを解消してイノベーションのスピードを高め、最も重要なビジネス成果を迅速に実現することができます」
米オープンテキストCEO兼CTO マーク J. バレンシア氏のコメント
「当社はエンタープライズグレードのクラウドネイティブ ソリューションと情報管理ソフトウェアを提供しています。フォーチュン100社の大半を顧客に持ち、企業のビジネスを強力にサポートしています。私たちは複雑さを軽減するためにシステムの集中化に投資しています。企業や組織のクラウド化を支援するため、ネットアップのポートフォリオを活用して、統一されたコントロールプレーンでハイブリッドマルチクラウド環境をアクティブに監視・管理します。新規顧客が希望のクラウドを利用開始する際には、シームレスな操作で効率的に始められるように支援しています」
ネットアップはNetApp BlueXPを、クラウドとオンプレミス両方の環境で広く長く利用されているデータ管理ソフトウェア「NetApp ONTAP」を管理する手段として推奨します。本日公表したONTAPの最新版には、新たに改ざん防止スナップショット機能や、AIOps主導の統合型ランサムウェア対策など、20以上の革新的な新機能が含まれており、安全なデータストレージとしてご利用いただけます。また、ネットアップの革新的なユニファイド マルチプロトコル技術の拡張により、NASファイルとS3オブジェクトへの同一データへの同時アクセスが可能になり、今日の最新AI/MLパイプラインに使用される大規模データレイクのリポジトリとしてのONTAPの柔軟性が向上しています。
BlueXPの詳細、フリートライアルのお申込みはこちらをご覧ください。
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ネットアップについて
ネットアップはグローバルなクラウド戦略で業界をリードする、Data-Centricなソフトウェア企業です。デジタルトランスフォーメーションが加速する時代において、データを活用してビジネスをリードする企業や組織を支援します。クラウドでの開発、クラウドへの移行、オンプレミスでの独自のクラウドレベルの環境構築など、データセンターからクラウドまでのアプリケーションを最適な状態で実行できるシステム、ソフトウェア、クラウド サービスを提供しています。ネットアップは、多様な環境にわたって機能するソリューションを通じて、企業や組織が独自のデータファブリックを構築し、いつでもどこでも、必要なデータ、サービス、アプリケーションを適切なユーザに安全に提供できるようにしています。詳細については、www.netapp.com/ja をご覧ください。ネットアップ合同会社はネットアップの日本法人です。
NetApp、NetAppのロゴ、www.netapp.com/company/legal/trademarks/ に記載されているマークは、NetApp, Inc.の商標です。その他の会社名と製品名は、それを所有する各社の商標である場合があります。
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