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ネットアップ、ハイブリッドクラウドの運用を簡素化、ランサムウェアの脅威から保護し、「VMware」のワークロードのクラウドへの移行を迅速化

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xdl-uspr@netapp.com

「シンプル」で「セキュア」かつ「フレキシブル」なハイブリッドマルチクラウド ユーザー体験を実現する新機軸を発表

ネットアップ合同会社(本社:東京都中央区、代表執行役員社長:中島シハブ・ドゥグラ、以下「ネットアップ」)は、ハイブリッド マルチクラウド環境をよりシンプルに、よりセキュアに、よりフレキシブルに利用できるようにするための継続的なソリューションの提供と機能拡充を発表します。

これらの新機能には、ランサムウェア対策の強化、オンプレミスとパブリッククラウドで統一されたサブスクリプション ライセンスによるハイブリッド クラウド ストレージの提供、データ管理サービスにおけるユーザーインターフェースの統合、ワークロードのクラウド移行を支援する「VMware」との緊密な連携などが含まれます。

多くの企業は、パブリッククラウドサービスを導入して既存のオンプレミスデータセンターの拡張を進め、新しいハイブリッドクラウド データセンター アーキテクチャを模索しています。しかし、これらは時間の経過とともに異なるプラットフォームが混在するようになり、整合性を欠き断片化された IT インフラとして複雑化してきます。このようなマルチクラウド サイロと化した IT インフラは、複数の異なるアーキテクチャが併存することで、管理が複雑なものになっています。当社は現在、統一された一貫性のあるハイブリッド マルチクラウド体験を提供しており、お客様はオンプレミスからグローバル メガクラウドまで、単一のプラットフォームでよりシンプルに運用・管理できるようになります。

米ネットアップ クラウドボリュームサービス担当 シニアバイスプレジデント ローネン・シュワルツのコメント
「今日の企業は、ハイブリッドなマルチクラウド環境の可能性を探る中で、複雑さやセキュリティ、コスト効率に関する課題を回避したいと強く願っています。ネットアップのシンプル化された管理と利用体験により、企業はセキュリティ、管理性、運用スピード、コスト削減を向上させることができます。そして最終的には、より迅速に機能を提供し、データがどこにあっても利用可能かつ保護された状態を保つことで、拡大するビジネスニーズへの対応力を高めることができます」

ネットアップのハイブリッド クラウド ポートフォリオには、以下に示すシンプルでセキュア、かつフレキシブルな機能強化が盛り込まれています。本年7月より順次提供開始しています。

  • 【シンプル】業界をリードするハイブリッドクラウドのシンプルなユーザー体験の提供
    すべてを ”As-a-Service” として提供することにより、以下のような新機能でお客様のハイブリッドクラウド環境をシンプルにし、最適化します。
    • 「Hybrid cloud Storage-as-a-Service (STaaS)」:
      サブスクリプションサービス「NetApp Keystone」を拡張し、オンプレミスとパブリッククラウドの間で統合されたサブスクリプション ライセンスの提供を開始します。これにより、お客様は単一の契約の下でデータとワークロードを自由に移動させることができます。お客様はハイブリッド マルチクラウド環境で共通のStorage-as-a-Service (STaaS) を実現することができます。
    • 「Managed Storage for Keystone」:
      NetApp Keystone の「Platform Equinix」上での導入と運用に特化した新しいマネージドサービス「Managed Storage for Keystone」をエクイニクス日本法人と共に提供を開始します。この業界屈指のハイブリッドクラウド共有ストレージサービスにより、お客様はデータをプライベートネットワーク環境で保管しながら、オンプレミスとパブリッククラウドだけでなく、複数のパブリッククラウドの間でも、ニーズの変化に応じてデータを柔軟に共有することができます。
    • 「Cloud Manager」:
      マルチクラウド環境におけるデータストージ、ヘルスチェック、ライセンス管理の機能に加え、データ保護、可視化、ガバナンス、階層化の機能を提供するデータ管理サービスのユーザーインターフェースを統合しました。加えて、 NetApp Keystone サービスの管理、「Digital Wallet」機能による統合されたサブスクリプション ライセンスの管理、インフラの健全性の監視、自動アクションによるコストとデータ保護を最適化するプロアクティブな推奨を提供することができるようになりました。

市場調査会社ESG プラクティスディレクター スコット・シンクレア氏のコメント
「今日の企業は、オンプレミスとクラウドプロバイダーの両方に柔軟性を求めており、これを実現するために As-a-Service 消費モデルに投資しています。ネットアップの『Keystone』のアプローチは、このようなニーズに対応するものです。ハイブリッドクラウドのシンプルさと柔軟性を実現し、管理、オーケストレーション、課金を1つの契約と体験にまとめ、IT 目標の達成を加速させることができるのです。『Keystone』の移行可能なサブスクリプションモデルは、エンタープライズレベルのストレージ機能とデータ保護を備え、将来的にあらゆる主要なプロバイダへのクラウド移行計画もサポートします」

  • 【セキュア】現在のハイブリッドクラウド環境に対応したサイバー・レジリエンスの実現
    ここ数年のランサムウェアの台頭は、企業にとって大きな問題になっています。調査会社 IDC の「2021年ランサムウェア調査: Where You Are Matters!」によると、世界中の組織の 1/3以上が、調査までの12カ月間にシステムやデータへのアクセスを遮断するランサムウェア攻撃や侵入を経験していることが判明しました。当社は、ランサムウェア対策、データ保護、セキュリティなどの強力なサイバー・レジリエンス機能を新たに製品に搭載し、ランサムウェア攻撃によるユーザの不正アクセスやデータへの脅威を軽減することを実現します。お客様は、多数のワークロード、エンタープライズ アプリケーション、仮想化ワークロード、最新のコンテナ型アプリケーションをセキュリティ侵害から保護し、攻撃を迅速に検知して、業務に影響を及ぼす前にデータを迅速に回復することができます。
    • 「NetApp ONTAP 9.11.1」:
      「Multi-admin Verification」機能を追加し、ストレージのデータや「Snapshot」などを削除する際に、複数の管理者の承認がないと削除できないように管理者権限機能を強化しました。お客様は、万が一管理者権限が奪われた場合でも、データの不正な削除を防ぐことが可能になります。また、今後の機能拡張として「Cloud Volumes ONTAP」でも「Anti-Ransomware」機能を提供予定です。
    • 「Cloud Manager」:
      「Ransomware Protection Dashboard」機能を追加し、さまざまな作業環境のデータ セキュリティ状況を一元的に表示できるようにしました。お客様は、脅威への対応状況を俯瞰的に捉えることができ、迅速かつ効果的な対応を取ることができます。また、以降に示すデータ管理サービスの機能強化に対応し、一元的な操作を実現しました。
    • 「Cloud Backup」:
      「SnapLock Enterprise」ボリュームをパブリッククラウドとプライベートクラウドにバックアップできるようになりました。S3 オブジェクトロック機能に対応し、バックアップデータに対して削除や上書きが行われないよう強化しました。お客様は、これまで以上に強固なデータ保護を実現できます。 また、「SnapCenter」と連携し、ハイブリッド マルチクラウド環境における「Oracle」、「VMware」、「Microsoft SQL Server」、「SAP HANA」において整合性のあるバックアップの取得を可能にしました。
    • 「Cloud Data Sense」:
      様々な作業環境のデータファイルに設定されているパーミッション設定を解析し管理できるようになりました。お客様は、データファイルのOpen Permission状況を網羅的に得られることで、脅威への防止策を迅速に行うことが可能となります。
    • 「Cloud Insights」:
      「Anti-Ransomware」機能と連携し、脅威の検出に関するより深い洞察を得られるように強化しました。
    • 「ランサムウェア プロテクション&リカバリ サービス」:
      ネットアップ プロフェッショナル サービスのエキスパートによる、オンプレミスとクラウドにわたる予期しない データ セキュリティの脅威に対する準備、保護、リカバリを支援するサービスの提供を開始しました。
  • 【フレキシブル】企業のクラウド移行を加速
    単一または複数のクラウド環境で実行される、データ量が多く、ストレージへの負荷が高いワークロード向けの補助的なデータストアを使用して、お客様が「クラウドへの近代化」を実現できるように支援します。ネットアップは、最大規模のパブリック クラウドで稼働する「VMware Cloud」環境の外部データストアとして認定され、サポートを開始した唯一のクラウド ストレージ サービス プロバイダです。
    • NetApp Hybrid Multi-Cloud with VMware」:
      「VMware Cloud」における以下の組み合わせによる外部データストアの提供を開始します。
      • 「VMware Cloud on AWS」(VMC)と 「Amazon FSx for NetApp ONTAP」
      • 「Azure VMware Solution」 と 「Azure NetApp Files」
      • 「Google Cloud VMware Engine」 と 「Cloud Volume Services for Google Cloud」

VMware クラウドソリューション担当バイスプレジデント ナラヤン・バラッドワジ氏のコメント
「あらゆる業界の企業が、ビジネスに不可欠なワークロードを提供するための最適なプラットフォームとして、VMwareとネットアップの組み合わせに信頼を寄せています。ネットアップは、オンプレミスで数十年にわたって私たちの共通のお客様が享受してきたエンタープライズクラスのデータ管理を、主要なパブリッククラウドで稼働するワークロードにも提供できるようになりました」

関連リソース:

ネットアップについて
ネットアップはグローバルなクラウド戦略で業界をリードする、Data-Centricなソフトウェア企業です。デジタルトランスフォーメーションが加速する時代において、データを活用してビジネスをリードする企業や組織を支援します。クラウドでの開発、クラウドへの移行、オンプレミスでの独自のクラウドレベルの環境構築など、データセンターからクラウドまでのアプリケーションを最適な状態で実行できるシステム、ソフトウェア、クラウド サービスを提供しています。ネットアップは、多様な環境にわたって機能するソリューションを通じて、企業や組織が独自のデータファブリックを構築し、いつでもどこでも、必要なデータ、サービス、アプリケーションを適切なユーザに安全に提供できるようにしています。詳細については、www.netapp.com/ja をご覧ください。ネットアップ合同会社はネットアップの日本法人です。

NetApp、NetAppのロゴ、www.netapp.com/company/legal/trademarks/に記載されているマークは、NetApp, Inc.の商標です。その他の会社名と製品名は、それを所有する各社の商標である場合があります。

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