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ネットアップ、「タグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラEチーム」とパートナーシップを締結

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~データドリブンのクラウドソリューションで「ABB FIAフォーミュラE世界選手権」での勝利を目指すポルシェ モータースポーツを支援~

本プレスリリースは、2022年7月13日に米ネットアップが発表したプレスリリースの日本語訳です。
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米ネットアップ(本社:米国カリフォルニア州、CEO:ジョージ・クリアン)は、「タグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラE チーム」とパートナーシップを7月13日(水)に締結しました。米ネットアップは高度なハイブリッド クラウド ソリューションを提供し、同チームがカーレースの歴史を刻み続ける挑戦を支援します。

フォルクスワーゲングループの世界的な自動車ブランド「ポルシェAG」は、販売する全車両の80%を2030年までに電気自動車にすることを目標としており、その取組みの一つとして、2015年から生産を電気自動車またはe-fuel(再生エネルギー由来の水素を用いた合成燃料)車に移行しています。同チームは、ネットアップのリアルタイムデータ連携サービスを活用し、自動車業界における持続可能性のさらなる実現と、レース パフォーマンスの向上を目指します。また、次世代電気自動車の開発にも注力していきます。

サーキットにおけるリアルタイムデータ連携サービス
同チームは、ネットアップのハイブリッドクラウド ソリューションを活用してサーキット走行中のデータにアクセスしてドライバーとチームのサポートを可能にします。例えば、走行中のデータをリアルタイムで把握して、エンジンパワーを30キロワット増加させる「フォーミュラEアタックモード」を使用する判断の材料にできます。「アタックモード」を使用する際のルールは、レースの直前にFIAが設定するため、走行中のデータをリアルタイムで把握できるようにすることで、レース戦略の展開を支援できます。

同チームはレース、ビジネス、エンジニアリングの中核でデータを活用するために、以下のように環境を整備します。

  • データとシステムはサーキットで利用できるように高性能に保持
  • レースで収集されたデータは、レース中にクラウドに転送し、分析
  • クラウドデータは、ドイツ・ヴァイザッハのポルシェ・モータースポーツ本部にある研究開発チームが処理
  • レース終了後はデータをクラウドに転送して、データを永続的に活用したり、バックアップやアーカイブを実行

ネットアップとポルシェが設計したハイブリッド クラウド データソリューションでは、NASとグローバル ファイルキャッシュ(Global File Cache)を組み合わせて、シームレスかつ迅速にデータのやり取りが可能になります。また、データバージョンの一貫性を保ちながら、クラウドリソースを管理ならびにモニターし、知的財産を保護します。

ネットアップのデータサービス概要

  • Cloud Volumes ONTAP:同チームの主要なストレージプラットフォームとしてMicrosoft Azure上に展開され、チームの全データを統合するハブとして機能
  • Global File Cache:ローカルエッジインスタンスを提供し、ヴァイザッハの開発センターとサーキット間で、共通のデータセットに低遅延でアクセスを実現
  • Cloud Manager:ハイブリッド クラウド ストレージインフラとすべてのデータ管理サービスを一元管理し、すべてのデータソフトウェア、ハードウェアの運用を管理、モニター、自動化
  • Cloud Backup:クラウドデータのバックアップとアーカイブとして統合

ポルシェ モータースポーツIT部門責任者 フリーデマン・クルツ氏のコメント
「フォーミュラEはポルシェのテクノロジーを披露するショーケースであり、R&Dやモータースポーツの伝統を守るための機会でもあります。レースではデータが重要な要素となりますが、レーシングチームが遠征に出ていることが多いので、データ管理は容易ではありません。ネットアップが構築したソリューションは、膨大な量のデータを高速で処理しながら、エッジ、コア、クラウドにわたり直感的に操作できることが特長です。これで私たちは、レーシングカードライバーや世界中の自動車愛好家のために、より優れた、より速い車をデザインすることが可能になります」

米ネットアップ エグゼクティブバイスプレジデント兼CMO ジェームズ・ホワイトモアのコメント
「すべての主要な自動車レースシリーズで30,000回以上優勝しているポルシェと、2,500件を超えるデータイノベーションの特許を出願しているネットアップの協業は完成されたパートナーシップと言えます。私たちは未来のレースへの軌跡を歩み始めました。デジタルデータは、レースカーに搭載された多くのセンサーによって収集され、その後の展開を予測するために同期処理を行ってチームを支援をします。データこそがスピードです」

※フォーミュラ E:国際自動車連盟(FIA)が主催する、化石燃料を使用しない電気自動車のフォーミュラカーレース

関連資料

タグ・ホイヤーポルシェフォーミュラEチームのサイト(英語)をご覧ください。

フォーミュラEにおけるポルシェについて
ポルシェ 99X エレクトリックを擁するポルシェは、2019年に30年以上ぶりにオープンホイールの一人乗りのレースに復帰し、ABBフォーミュラEシーズン6のサウジアラビア・ディリヤでの開幕戦で2位を獲得し、華々しいデビューを飾りました。2021/2022年、タグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラEチームは、ポルシェ99Xエレクトリックで3回目のフォーミュラEシーズンを戦い、2022年2月12日にメキシコで歴史的なワンツーフィニッシュを決めました。ヴァイザッハの開発センターで生まれたポルシェEパフォーマンスパワートレインを搭載した完全電気自動車レーシングカーは、ポルシェの完全電気自動車生産モデルの開発プラットフォームとしての役割も担っています。エネルギーマネジメントと効率性は、フォーミュラEと市販車の開発において重要な要素です。2021/2022年シーズンの99X Electricの最大出力は、予選モードで250kW、通常のレースモードで220kW(昨シーズンは200kW)です。アタックモードでは250kW(昨シーズンは235kW)に出力がアップします。最大回生量は250kW、使用可能なバッテリー容量は52キロワット時です。

ネットアップについて
ネットアップは、データを中心に考えながらグローバルなクラウド戦略で業界をリードする企業です。DXが加速するいま、データを活用してビジネスをリードしようとする企業や組織を支援します。クラウドでの開発、クラウドへの移行、オンプレミスでのクラウドレベルの環境構築など、データセンターからクラウドまでのアプリケーションを最適な状態で実行できるシステム、ソフトウェア、クラウド サービスを提供しています。こうした多彩な環境にわたって機能するソリューションを通じて、企業や組織が独自のデータファブリックを構築し、いつでもどこでも必要なデータ、サービス、アプリケーションを、適切なユーザに安全に提供できるようにしています。詳細は www.netapp.com/ja をご覧ください。ネットアップ合同会社はネットアップの日本法人です。

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