あらゆるクラウドで共通のエクスペリエンスを実現

※本リリースは米国時間6月18日にNetApp本社が発表した英文リリースの抄訳です。

カリフォルニア州サニーベール— 2019年6月18日 — ハイブリッドクラウド環境におけるデータ管理のオーソリティ、ネットアップ（NASDAQ：NTAP）は本日、シームレスなマルチクラウドの導入と利用を支える新しいソリューションとサービスを発表しました。NetApp® Cloud Data Services on NetApp HCIや、大手パブリッククラウド向けの永続的ストレージの機能、クラウドサービスの管理、使用、課金に柔軟に対応できる機能などが含まれており、完全にシームレスなハイブリッドマルチクラウドエクスペリエンスを実現できます。

パブリッククラウドの広がりで、IT部門に求められるハードルは上がり、オンプレミスでもクラウドと同様のエクスペリエンスが期待されています。成功のためには、クラウドの活用とITの刷新を通じて、データ主体のイノベーションを促すことが不可欠です。シームレスなハイブリッドマルチクラウドエクスペリエンスを実現して、ビジネスのあらゆる部分でクラウドのパワーを活用できるようにする必要があります。データファブリック戦略を打ち出しているネットアップは、企業各社が独自のデータファブリックを構築するために必要な要素を備えており、あらゆるクラウドで共通のエクスペリエンスを実現できます。

IDCでインフラシステム、プラットフォーム、テクノロジを担当するリサーチディレクターのDeepak Mohan氏は次のように述べています。「ネットアップのデータファブリックソリューションでは、多種多様なITインフラにまたがってデータをシームレスに管理でき、オンプレミス環境と、複数のパブリッククラウドサービスプラットフォームをカバーできます。IDCの調査によると、データを活用している企業とそうでない企業との差は、この3年間で劇的に広がっています。経営幹部がデータを戦略的資産として重視する中、ネットアップの新しいマルチプラットフォームソリューションは、データの価値を最大限に引き出すために必要な柔軟性と一貫性を確保するという面で、IT部門の力になります」

DucatiのCTO、Konstantin Kostenarov氏は次のように述べています。「当社がネットアップのテクノロジとデータファブリック戦略を採用した決め手は、オンプレミス環境からクラウド環境にわたるトータルの速度と柔軟性です。現在Ducatiはライフスタイルブランドとなり、世界各地でビジネスを拡大しています。レースサーキットでの戦略から、製品のデザイン、顧客のエンゲージメントに至るまで、データへのアプローチはあらゆる判断の基準になります。サーキットの内外で変革を進めるDucatiにとって、ハイブリッドマルチクラウドに力を入れているネットアップは、常に信頼できるベストパートナーの1社です」

ネットアップのCEO、George Kurianは次のように述べています。「企業によるITリソースの投資と利用のあり方は進化し続けています。今やハイブリッドマルチクラウドがITアーキテクチャのデファクトスタンダードであることは明らかです。ネットアップは、このような時代の到来を見据え、データファブリック戦略を通じて長年にわたって準備を進めてきました。大手パブリッククラウドプロバイダ各社との密接な連携や、これまで業界をリードしてきたストレージとデータ管理の技術を生かし、Kubernetesや高度なデータサービスをハイブリッドマルチクラウド環境の構築に活用する革新的なアプローチを取り入れることで、ネットアップは重要なマイルストーンを達成しました。今日のIT変革を推進し、来るべき時代にさらなるイノベーションを推進するネットアップは、お客様にとってエキサイティングな基盤となるでしょう」

パブリッククラウドのエクスペリエンスをオンプレミスにも採り入れ、開発者の負担を軽減
ネットアップは、パブリッククラウドとオンプレミスで一貫したサービス消費モデルを提供し、真のハイブリッドマルチクラウドエクスペリエンスを実現します。新しいNetApp Cloud Data Services on NetApp HCIは以下の要素で構成され、効果的なインフラサービスをオンプレミスで容易に実現し、新たなサービスやアプリケーションを迅速に提供します。

NetApp Kubernetes Service on NetApp HCI：Kubernetesの自動導入エンジン、アプリケーションのマーケットプレイス、アプリケーションのオーケストレーションを提供するこのサービスが、NetApp HCIへの導入に対応しました。複雑な管理作業を自動化してビジネスのニーズを満たすことができ、規模の限界によってパフォーマンスが犠牲になることもありません。開発者にとっては、着想から導入までの時間を劇的に短縮できます。
Cloud Volumes on NetApp HCI：主要なパブリッククラウドすべてに対応し、シンプルかつ合理的なユーザエクスペリエンスを実現しているハイパフォーマンスな永続的ストレージが、オンプレミスのNetApp HCIに対応しました。オンプレミスとパブリッククラウドにまたがって、シームレスなクラウド流の消費エクスペリエンスに対応したサービスの導入と管理が容易になります。

様々なクラウドでデータを管理
NetApp Cloud Data Servicesは、クラウドのイノベーションを生かすことで、ビジネスの変革を後押しします。ニーズに合ったあらゆるクラウドで一貫して利用できるエンタープライズデータサービスです。NetApp Cloud Data Servicesに関しては、本日次のような機能強化を発表しました。

Cloud Volumes Service for Google Cloudの新しいベータ版リリース：Microsoft Azureに関して先月発表されたAzure NetApp Filesと同様に、業界をリードするクラウドプロバイダでフルマネージドの従量課金制データサービスを利用できます。（＊現在、特定USリージョンのみ）
新しいCloud Volumes ONTAP® for Google Cloud：Google Cloudでビジネスクリティカルアプリケーションを稼働するために必要なパフォーマンス、可用性、データ保護機能を備えています。（＊2019年にリリース予定）

独自のデータファブリックを構築
データファブリックは、シームレスなハイブリッドマルチクラウドのエクスペリエンスを提供するための共通のフレームワークです。ネットアップを基盤として独自のデータファブリックを構築することで、データ、アプリケーション、リソースの調査、統合、自動化、最適化、保護、セキュリティを実現できます。今回新たに、次のようなソリューションとサービスを導入しました。

NetApp Cloud Insights：NetApp HCIとNetApp AFFシステムを含むネットアップシステム向けのBasicエディションが、「Freemium」サービスとして無料でご利用いただけます。サービスには、リアルタイムダッシュボードに加えて、NetApp HCIとNetApp Kubernetes Serviceに対する監視と配置最適化も含まれています。
データファブリック向けの新しいネットアッププロフェッショナルサービス：お客様固有のビジネスニーズに合ったデータファブリックの設計、実装、自動化、オーケストレーションに必要な専門知識とスキルを提供します。
＊現在は英語での対応・サービスとなります。

関連資料

2019年6月18日午前9時（太平洋標準時）に配信されたWebキャストをご覧ください。
本日の発表内容の詳細については、ネットアップの公式ブログをご覧ください。（英文）
本日発表された製品の詳細については、こちらをご覧ください。

ネットアップ合同会社について
ネットアップ合同会社は、ハイブリッドクラウドのデータに関するオーソリティです。クラウド環境からオンプレミス環境にわたるアプリケーションとデータの管理を簡易化し、デジタル変革を加速する包括的なハイブリッドクラウドデータサービスを提供しています。グローバル企業がデータのポテンシャルを最大限に引き出し、お客様とのコンタクトの強化、イノベーションの促進、業務の最適化を図れるよう、パートナー様とともに取り組んでいます。詳細については、www.netapp.com/jpをご覧ください。

＜本リリースに関するお問い合わせ先＞
ネットアップ合同会社広報　担当：高山
TEL: 03-6870-7300　E-mail：ng-pr-contact@netapp.com

NetApp、NetAppのロゴ、www.netapp.com/jp/legal/netapptmlist.aspxに記載されているマークは、NetApp, Inc.の商標です。その他の会社名と製品名は、それを所有する各社の商標である場合があります。