ストレージにNetApp SolidFireを搭載した新しいFlexPod SFは、マルチテナント環境での予測性に優れたパフォーマンス、プログラム可能な俊敏性、そして高い拡張性を提供し、デジタル変革を実現
ネットアップ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:岩上 純一、以下ネットアップ)とシスコシステムズ合同会社(本社:東京都港区、代表執行役員社長:鈴木 みゆき、以下シスコ)は本日、業界で最も成長している統合インフラと認定リファレンス システム1 であるFlexPod®のポートフォリオを拡張し、新たなビジネス上の課題に対処するために独自設計された統合インフラ システム「FlexPod SF」の提供を開始したと発表しました。
新しいFlexPod SFソリューションは、デジタル変革に欠かせない、大量のデータを処理するスケールアウト ワークロードに最適なインフラを提供します。この新ソリューションは、革新的なスケールアウト型のクラウド接続オールフラッシュ ストレージであるNetApp SolidFire、Cisco Unified Computing System™(UCS) Bシリーズ サーバ、Cisco Nexus®スイッチを搭載しています。この新ソリューションでは、マルチテナント環境で、個々のテナントのニーズに合わせてストレージ容量やパフォーマンスを柔軟に調整できるため、現在、そして将来にわって企業に求められるアーキテクチャをサポートできるよう設計されています。
FlexPod SFの新機能で、急速に進化するクラウド環境をサポート
今回、新ソリューションによって拡張されるFlexPodポートフォリオは、現在、世界100カ国で8,400社以上の顧客と1,100社のパートナー企業で導入されています。これまでのシスコとネットアップの実績を合わせると、250年分以上のエンジニアリング経験が集約されたソリューションであり、合計80億米ドルもの収益を生み出しています。
新ソリューションであるFlexPod SFの特長は以下の通りです。
- きわめて予測性の高いパフォーマンス:保証されたSLAで、単一プラットフォームで数百ものアプリケーションを確実に実行できます。インフラ全体の最小、最大、またはバースト時のパフォーマンス レベルについて、容量とサービス品質を個別に設定できます。FlexPod SFは、SolidFireのQoS機能により「ノイジーネイバー」を排除し、ストレージ パフォーマンスに関する問題の93%を解消します。FlexPod SFに搭載されるSolidFireストレージは、120以上のベンチマークで世界記録を達成しているCisco UCSをベースに構築され、さらにSolidFire独自の優れたパフォーマンスも備えています。
- プログラム可能な俊敏性:100%プログラム可能なSolidFireストレージとCisco UCS Bシリーズ サーバを通じて、プロビジョニング、管理、レポートの各要素を自動化することで、SolidFireが備えるソフトウェア定義アーキテクチャ、シンプルな管理、拡張性を通じてビジネス ニーズに応えます。Cisco UCSは、運用開始までの時間を最大56%短縮すると同時に、ビジネス アプリケーションを提供可能なエンド ユーザ数を最大59%増加できます。さらに、NetApp SolidFireストレージは、独立したストレージ ノードとして仮想マシン(VM)の導入時間を最大5倍も高速化できるとともに、需要に合わせてきめ細かく拡張できる機能を提供します。
- 優れたスケールアウト性能:このFlexPod SFは柔軟性に優れているため、顧客は初期の設備投資を削減でき、ビジネスの成長に合わせて投資していくことができます。ユーザは必要なときに必要なコンピューティングとストレージの容量のみを購入できるため、少ない運用コストでパフォーマンスン調整が可能です。FlexPodのソリューションは、ITインフラのコストを最大46%削減します。また、FlexPod SFは、インフラの統合、自動化、およびアプリケーション配信の高速化により、さらにコストを削減します。
IDCのリサーチ ディレクター Eric Sheppard氏
「エンタープライズIT企業は2つの課題に直面しています。既存のミッションクリティカルなワークロードからパフォーマンスと価値を最大限に引き出す一方で、デジタル変革を加速する新たなテクノロジーを採用しなければならないのです。プライベート クラウド ソリューションを採用することで、将来を見据えた環境への移行をより簡単に進めることができるアプローチを手にすることができます。FlexPod SFは、拡張性やコストに優れており、複数のクラウド環境全体にわたってワークロードを安全かつシームレスに提供できるアーキテクチャを証明する好例となるものです」
シスコシステムズ合同会社 データセンター/バーチャライゼーション事業担当 部長 石田 浩之氏
「デジタル変革でビジネスを資本化できるようにするために、ITでは新たな種類のクラウド インフラを必要としています。シンプルで即応性があり、急速に変化するアプリケーションの要件に合わせてパフォーマンスの予測を立てられるようなインフラです。FlexPod SFは、お客様が変革の目標を達成するために自信を持って導入できる、事前検証済みの、次世代ソフトウェアで定義された統合アーキテクチャ ソリューションを提供します」
【提供開始時期と価格について】
本日発表したFlexPod SFは、本日より日本での提供を開始します。FlexPod SFは日本国内のシスコならびにネットアップのパートナーを通じて提供します。
価格などの詳細は日本国内のシスコならびにネットアップのパートナーまでお問い合わせください。
FlexPodについて
FlexPodは、Cisco Unified Computing System™統合インフラ、Ciscoのネットワーキング、NetAppストレージ コンポーネントを組み合わせた、事前検証済みの統合インフラ ソリューションのポートフォリオです。FlexPodは革新を続けているため、最新のIT環境を簡単に構築でき、卓越したアプリケーション パフォーマンスを達成します。また、あらゆるクラウド戦略を幅広くサポートして運用効率を高め、データセンターの変革とビジネスの革新を促します。FlexPodポートフォリオには、FlexPod Datacenter(コア エンタープライズ データセンターとサービス プロバイダー向け)、FlexPod Express(中規模企業と拠点向け)、FlexPod Select(専用データ ワークロード向け)があります。このポートフォリオは、主要なハイパーバイザー、オペレーティング システム、システム管理ツール、クラウド管理プラットフォームで検証されています。FlexPodのコンポーネントはすべて、各メーカーのパートナーにご依頼いただけます。
シスコシステムズ合同会社について
シスコシステムズ合同会社は、米国シスコ(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコは、1984年の設立以来、その卓越した技術で世界中のインターネットを支えてきました。シスコの社員、製品、そしてパートナーは、社会が安全につながり、デジタルによって広がる未来の可能性を実現するために貢献しています。シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。www.cisco.com/jp
ネットアップ株式会社について
NetAppは、ハイブリッド クラウドのデータに関するオーソリティです。クラウド環境からオンプレミス環境にわたるアプリケーションとデータの管理を簡易化し、デジタル変革を加速する包括的なハイブリッド クラウド データ サービスを提供しています。NetAppは、グローバル企業がデータのポテンシャルを最大限に引き出し、お客様とのコンタクトの強化、イノベーションの促進、業務の最適化を図れるよう、パートナー様とともに取り組んでいます。詳細については、www.netapp.com/jpをご覧ください。ネットアップ株式会社は米NetApp, Inc.の日本法人です。製品、ソリューション、サービスの詳細に関しては、www.netapp.com/jp をご覧ください。 #DataDriven
本リリースについてのお問い合わせ先
ネットアップ株式会社
担当: 篠木 隆一郎
TEL: 03-6870-7300
FAX: 03-6870-7301
E-Mail: xdl-pr-contact@netapp.com
ウェーバー・シャンドウィック(ネットアップ広報代理)
担当: 木下/川上
TEL: 03-5427-7328
FAX: 03-5427-7322
E-Mail: netapp_japan@webershandwick.com
1 2016年の収益ベースで評価した場合の、最速で成長している統合インフラと認定リファレンス システムのベンダー
(出典:IDC『Worldwide Quarterly Converged Systems Tracker』2016年第4四半期実績 2017年3月23日発行)
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