市場調査会社のIDC、ニーズの変化を踏まえ、新たなITカテゴリ「ハイブリッド クラウド向けデータ サービス」を創設、NetAppを主要プレイヤーと位置付け
当資料は、2016年6月7日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳版です。
カリフォルニア州サニーベール— 2017年6月7日 — 世界の大企業2,000社のCEOのうち3分の2以上は、デジタル変革を、自社の成長戦略、収益戦略を推進するための要であると見なしています(1)。また多くのビジネス リーダーは、この変革を成功に導くためには、組織にとって最も価値のある資産、つまりデータをフル活用する新たな方法を模索する必要があると考えています。
ただし、データをビジネスの中心に据えることは容易ではありません。分散化、動的化、多様化が進む一方のデータをフル活用するためには、コンピューティングに対する新たなアプローチが必要となります。また多くの組織では、即応性や拡張性の向上、コストの削減を目的に、ハイブリッド クラウド モデルやマルチクラウド モデルを導入しており、データ統合も大きな課題となっています。IDCが新たに公開したレポート『Worldwide Data Services for Hybrid Cloud Taxonomy, 2017』では、大企業がハイブリッド クラウド環境でデータの価値を最大限に引き出すビジネス メリットと、そのためのIT要件が示されています。
米国NetApp(本社:カリフォルニア州サニーベール、NASDAQ: NTAP、以下NetApp)は、創業当初の25年前、他社に先駆けてデータ管理の簡易化に取り組み始めました。そして今日、データの価値を最大限に引き出し、組織の競争力とするためのソリューションを提供するに至っています。IDCはNetAppを、ハイブリッド クラウド データ サービス分野の主要プレイヤーの1社に挙げています。IDCが特に注目しているのは、一貫性のある統合サービスにより、データの可視化と分析、データのアクセスと制御、データの保護とセキュリティを可能にするデータ ファブリック戦略です。
IDCのエンタープライズ ストレージ、サーバ、およびインフラストラクチャ ソフトウェア担当グループ バイス プレジデントであるLaura DuBois氏は、「デジタル変革で成功を収めている組織は、データ分析を利用して、顧客ごとにカスタマイズされた価値あるサービスの提供、カスタマー エクスペリエンスの最適化、新たなビジネス チャンスの探求、全体的なビジネス コストの削減に取り組んでいます。データのフル活用を模索している組織にとって、ハイブリッド / マルチクラウドの導入はもはや常識となりつつあります。その一方、開発アプローチの分断により、データ活用の効果が限定され、デジタル変革のペースが上がらないという問題も発生しているのが現状です。この課題を解決するためには、多様な機能を提供する包括的なハイブリッド クラウド データ サービス ソリューションが必要となります。たとえば、データ保護、セキュリティ、コンプライアンス、統合、オーケストレーション、データ配置の最適化などの機能を備え、構造化データ / 非構造化データやオンプレミス / クラウドを問わずに各機能を適用できる必要があります。データ ファブリック戦略を採用するNetAppは、この分野ですでにイノベーションを進めており、データ主体の未来というビジョンに新たな顧客を引きつけるべく、積極的にハイブリッド クラウド データ サービスへの投資を行っています」と述べています。
NetAppの最高マーケティング責任者であるジーン・イングリッシュ(Jean English)は、「データは、組織にとって血液のようなものです。今日のビジネス リーダーには、限られた時間やスキル、予算の中で、データのポテンシャルを最大限に引き出し、新たな価値を創造することが強く求められています。NetAppでは、データ管理の強化に向けた絶え間ない努力を続けており、NetAppデータ ファブリックなどの新しいアプローチによってこれらの課題を解決しようとしてきました。NetAppが業界に先駆けて開発したハイブリッド クラウド データ サービスが、クラウドへの移行を促進する新たなイノベーションとして、お客様やパートナーの信頼を勝ち得ているのもごく自然なことといえるでしょう」と述べています。
NetApp製品を利用するデータ ビジョナリー企業、Polaris Alphaでは、400人以上のソフトウェア開発者を含むチームが、世界の安全のために重要な役割を担っています。米国コロラド州、メリーランド州、バージニア州に主要な拠点を置くハイテク スペシャリスト集団である同社は、潜在的な脅威の分析と的確な意思決定を支援する独自のソフトウェア ソリューションを米国防総省や国土安全保障省などの政府機関に納入しています。
あるときPolaris Alphaは、複合的な開発アプローチを取り入れるべく、エンタープライズITのあらゆる構成要素の最新化が必要となる抜本的なIT変革に着手しました。同社が真っ先に取り組んだのは、柔軟性のない一体型のアプリケーションから脱却し、クラウドネイティブなコンテナ化テクノロジへと移行することです。しかし、性急に変革を進めたことで、ストレージ要件が毎月10%ずつ膨張。レイテンシが増大し、生産性が低下するという事態に陥ります。そこで、NetAppとそのパートナーであるCisco、Flair Data Systemsが提供する新たな統合インフラ ソリューションを導入したところ、市場投入期間の短縮に欠かせない即応性を確保することに成功しました。
Polaris Alphaの情報システム担当シニア バイス プレジデントであるDavid Coker氏は、「顧客からの信頼こそが、当社の競争力です。約束した納期を守れるかどうかは、顧客からの信頼や顧客との関係に大きな影響を与えます。特に当社の顧客は、膨大なデータを可視化、共有し、陸、海、空、宇宙、サイバー空間の国防について、重大な意思決定を下すために当社のシステムを利用しているのですから、私たちの責任は重大です。NetAppやそのパートナーであるCisco、Flair Data Systemsが提供するソリューションとサポートのおかげで、私たちは、イノベーションのための時間を取り戻すことができました。さらに、データの効率性を高め、顧客固有の導入ニーズに応える新製品の開発期間を大幅に短縮できるようになっています」と述べています。
NetAppではこのたび、データの戦略的な重要性を啓蒙する「Data Visionaries」キャンペーンを実施いたします。同キャンペーンでは、NetAppの専門知識やデータ ファブリック ポートフォリオを紹介するコンテンツと連動し、未来をリードするデータ中心の組織への変革に取り組むお客様をNetAppがいかにしてサポートするかをご紹介します。
NetAppについて
NetAppは、ハイブリッド クラウドにおけるデータ管理のエキスパートです。クラウド環境からオンプレミス環境にわたるアプリケーションとデータの管理を簡易化し、デジタル変革を加速する包括的なハイブリッド クラウド データ サービスを提供しています。NetAppは、グローバル企業がデータのポテンシャルを最大限に引き出し、顧客との接点増加、イノベーションの促進、業務の最適化を図れるよう、パートナー企業とともに取り組んでいます。詳細については、www.netapp.com/jpをご覧ください。#DataDriven
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