Google Cloud NetApp Volumesは、Google Cloudで利用できるフルマネージドのクラウドベース データ ストレージ サービスで、高度なデータ管理機能と拡張性に優れたパフォーマンスを提供します。
受賞歴のあるNetApp ONTAP®データ管理ソフトウェアと業界をリードするストレージ管理テクノロジを搭載したGoogle Cloud NetApp Volumesは、Google Cloudが直接販売、請求、管理、サポートするサービスです。
Google Cloud NetApp Volumesを使用すると、ファイルベースのアプリケーションをGoogle Cloudで実行できます。Network File System(NFS)プロトコルとServer Message Block(SMB)プロトコルを標準でサポートしているため、アプリケーションを再設計することなくGoogle Cloudに移行できます。あらゆるアプリケーションでストレージのノンストップ オペレーションを実現します。
Google Cloud NetApp Volumesには、Flex、Standard、Premium、Extremeの4つのサービス レベルがあります。パフォーマンスや機能はサービス レベルによって異なります。
ファイルサービス
Google Cloud NetApp Volumesは、耐障害性と拡張性に優れたストレージ プラットフォームです。クラウドベースのファイルシステムを作成し、標準のファイル(NFSまたはSMB)プロトコルでアクセスできます。Google Cloud NetApp Volumesは、ハイパフォーマンスな機能を備えており、オンプレミスと同様のエンタープライズクラスのネットワーク接続型ストレージ ソリューションをGoogle Cloud上で提供します。
エンタープライズ アプリケーション
オンプレミスに導入されたアプリケーションをGoogle Cloud NetApp Volumesにリホストします。Google Cloud NetApp Volumesでは、ファイル ストレージ ワークフロー向けに引き続きコア機能が維持されます。これには、通常リファクタリングを必要としない従来型のエンタープライズ アプリケーションや特注のエンタープライズ アプリケーションのサブセットが含まれます。
Google Cloud VMware Engineストレージ
Google Cloudは、Google Cloud VMware Engineを使用してVMware vSphereワークロードをサポートしています。Google Cloud VMware Engineで構築されたプライベート クラウドでは、1つのVMに直接接続するために、あるいは大規模なストレージやハイパフォーマンスなストレージを必要とする複数のVMのデータストアとして、追加のストレージが必要になることがよくあります。
ステートフルなGoogle Kubernetes Engineアプリケーション向け永続的ストレージ
Google Cloud NetApp Volumesは、Google Kubernetes Engine(GKE)やGoogle Cloudで実行されるその他の自己管理型Kubernetesディストリビューションで実行されるステートフル アプリケーション向けに、高速で信頼性の高い永続的ストレージを提供します。
データベース
Google Cloud NetApp Volumesを使用すると、プライマリ データベースや、オープン ソース / エンタープライズ データベースのSnapshotコピーにすばやくアクセスできます。
Google Cloud NetApp Volumesは、NFSv3、NFSv4.1、SMB 2.1、3.0、3.1.1の各プロトコルをマルチプロトコルでサポートしています。
Google Cloud NetApp Volumeは、Google Cloudコンソール、Google Cloud API、Terraformで管理されます。料金はクラウド料金アカウントで管理され、サポートはGoogle Cloudカスタマー ケアのレベルに基づいて提供されます。
Google Cloud NetApp VolumesはNFSまたはSMBファイル共有として認識されるので、任意のファイル転送サービスを使用して、オンプレミスのファイル ソリューションからNetApp Volumeにデータを移動できます。オンプレミスのONTAPシステムからデータを移動する場合、Google Cloud NetApp Volumesでは、SnapMirrorを使用した1回限りのデータ移行サービスを利用できます。
Google Cloud NetApp Volumesの料金は次の要素に基づいています。
Google Cloud NetApp Volumesでは、予測可能なストレージ ニーズに対して費用ベースの確約利用割引(CUD)を利用できるので、必要なリソースのコストを最小限に抑えられます。ストレージ プール容量のCUDは、Flex、Standard、Premium、Extremeのいずれのサービス レベルでも、大幅な割引価格で使用できます。
Standard、Premium、Extremeのサービス レベルは、Google Cloudの15のリージョンでご利用いただけます。Flexサービス レベルは、Google Cloudの40のリージョンすべてでご利用いただけます。ゾーン、リージョン、マルチリージョンの詳細については、Google Cloud NetApp Volumesのご利用可能地域に関するページにアクセスしてください。
Google Cloud NetApp Volumesは、Google Cloudコンソールのストレージサービスにあります。Google Cloud NetApp Volumes APIを有効にすると、ご希望のリージョンで1TiBのストレージ プールからご利用を開始いただけます。アプリケーションでGoogle Cloud NetApp Volumesを使用する方法の詳細については、テクニカル ドキュメントを参照してください。