信頼とは、要求して得るものではなく獲得するものであり、お客様にNetAppの製品やサービスを堂々と、喜んで使用していただくには、信頼関係の構築が不可欠であることをNetAppは理解しています。私たちは、この信頼を獲得するために、透明性の確保に深く注力しています。私たちは、NetAppの価値観、ポリシー、中核をなす原則について、明確で具体的な情報を共有し、これらに基づいて、NetAppの製品やサービスを設計し、業務を管理し、お客様、パートナー、および広範なコミュニティとの関係を率いています。
信頼は、お客様、パートナー、株主、規制当局、従業員との関係の基盤となるものです。この基盤を固めるには、NetAppの製品、サービス、プロセスに関する透明性が不可欠です。NetAppは、こうした関係を強固にするために、透明な情報共有に取り組んでいます。
エグゼクティブ バイス プレジデント、最高法務責任者、セクレタリー, Elizabeth O’Callahan
1人1人が日々誠実に行動すること。それが、誠実な企業としてのNetAppの基盤を揺るぎないものにします。私たちが共有する価値観によって、私たちがどんな会社なのか、また、私たちがお互いにどのようなことを期待できるのかが明確になります。NetAppの行動規範は、こうした価値観と、行動を通じてそれを実践する方法を定義するものであり、NetAppで働くすべての人が、この価値観を日々実践できるようにするためのガイドです。この行動規範は、関係者に対する責任を果たし、法律や当社のポリシーを遵守するのに役立ちます。
NetAppは、データインフラ業界を変革し、生成AIの進歩を受け入れて、革新的で革新的なソリューションをお客様に提供することに全力で取り組んでいます。
しかし、NetAppのコアバリューに基づいて、AIの使用には慎重で良心的なアプローチが必要であることも認識しています。それは、お客様を中心に据え、グロースマインドセットを採用し、オーナーシップを持って行動し、お互いとコミュニティを大切にし、日々帰属意識を築くことです。
NetAppサプライヤ行動規範は、電子機器業界を中心とするResponsible Business Allianceによって策定された基準をベースに、サプライヤ管理に関する当社のポリシーと方法の概要を示すものです。NetAppのサプライヤは全員が、この行動規範に従うとともに、当社の規則を積極的に取り入れて、安全で倫理的で敬意に満ちた職場環境を確立する必要があります。この行動規範には、労働、安全衛生、環境、ビジネス倫理の基準のあらましが示されています。また、行動規範への準拠状況の管理に必要な仕組みとして、どのような要素が受け入れ可能かも具体的に示されています。
第三者による要求とは、データの生成者以外からの顧客データの要求と定義され、一般に、法的命令または非法的要求のいずれかに分類されます。法的命令とは法によるデータ要求であり、執行令状や民事召喚状などが該当します。これ以外はすべて、非法的要求です。第三者から要求があった場合、NetAppは、顧客データのプライバシーと安全を保護するように設計された詳細なプロセスを用いて対応します。
NetAppにとって、ESG活動は単なる価値提案の一部などではなく、それによって競争力を高めようとは思っていません。私たちが住む世界をより良い場所へと変えるため、当社ができる大切な取り組みの1つだと考えています。お客様にデータを最大限にご活用いただくというNetAppのビジョンは、私たちのビジネスの世界にテクノロジが大きな影響力を持つという考え方がベースとなっています。NetAppの活動はすべて、お客様と私たちが住む世界に、より良いサービスを提供するためのものです。そのためには、事業活動をより持続可能なものにし、従業員のために多様で包括的な職場文化を育み、そのような文化を最も必要とする世界中のコミュニティをサポートすることが必要です。
「紛争鉱物」とは、コンゴ民主共和国およびその周辺国で強制労働によって採掘された鉱物、または採掘から得られた利益が、内戦、人権侵害、環境破壊に関わる武装グループの資金源となっているおそれのある鉱物のことです。
NetAppは、EU紛争鉱物規制など、紛争鉱物を規制する世界の法律を遵守し、サプライヤ行動規範に基づくポリシーと慣行を守ることで、サプライ チェーンも規制法に遵守するよう徹底しています。併せて、当社のサプライヤが紛争鉱物を使用していないかどうかを評価した報告書(Form SD)を米国証券取引委員会に提出しています。
オーストラリア、カリフォルニア州、英国などの法律では、サプライ チェーンにおける奴隷制度や人身売買を防止し、根絶に務め、その取り組みを報告することが一定の企業に義務付けられています。
NetAppは、これらの法律の遵守に全力で努めるとともに、世界中の従業員とサプライヤに、サプライ チェーン全体でくまなくリスクを軽減するための適切な措置を講じるよう、徹底することに取り組んでいます。私たちは、Responsible Business Allianceの行動規範を基にコンプライアンス違反のリスクを特定し、サプライ チェーンと協力して、労働者が自由に仕事を選択できる環境づくりを促進しています。また、内部に強力な説明責任体制を構築し、それを支えるために、サプライヤ行動規範に関する必須トレーニングを毎年実施したり、具体的な契約をサプライヤと交わしています。
NetAppは、開発中のテクノロジが、アクセシビリティの国際基準を満たすように努めています。自主的な製品アクセシビリティ テンプレート(VPAT)には、製品が米国のアクセシビリティ基準を満たすための要件がリストアップされています。NetAppが米国政府に製品やサービスを販売するには、この要件を満たさなければなりません。NetAppを始め、ベンダー各社は、このテンプレートを使用することで、自社製品が基準に適合していることを示せるようになっています。
NetAppの適合状況の詳細については、NetAppの製品やソフトウェア(オペレーティング システムを含む)を100点以上掲載したアクセシビリティ適合性レポートを参照してください。
NetAppは、NetAppのすべてのサービスについて、最新ステータスの概要を提供するとともに、過去90日間のアップタイム履歴をカレンダー形式で確認できるようにしています。システム停止の発生時には、定期メンテナンスによるものなのか、それ以外の理由によるものなのかを日次レポートで説明し、併せて、停止の開始日時とステータス(調査中(更新を含む)、修正状況の監視中、解決済み)を明らかにしています。
NetAppのビジネス継続性プログラムは、当社の業務継続をサポートし、NetAppの製品やサービスの提供が中断することのないよう、開発、実装、運用維持のためのフレームワークとガイダンスを提供します。システムの停止時には、このプログラムによって、重要なビジネス機能である人、プロセス、テクノロジがリカバリされ、元どおりに機能するようになるため、できるだけ迅速かつ効率的に業務を再開できます。