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クラウドへの移行を、すばやく安全に

携帯電話を手にピンクのスーツ ケースに座っている女性
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Karl Konnerth
Karl Konnerth

クラウドへの移行を、すばやく安全に

夢の休暇を想像してみてください。航空券を予約し、スーツケースに荷物をまとめ、タクシーを呼んで空港まで移動しました。すべてが計画どおりに進んでいます。

しかし、すべての手配が整っていても、現実が予想と大きく異なる場合があります。たとえば、旅行の費用が予算オーバーになったり、予定よりも時間がかかることがあります。複数の航空会社や交通手段を使う場合、(手荷物が行方不明になったり、忍耐力を失ったりすることなく)正しく乗り継ぐのに苦労するかもしれません。道のりだけではありません。目的地に到着することや、そこに滞在すること自体が、まったく新しい複雑さになるかもしれません。

NetApp Cloud Volumes ServiceとGoogle Cloud VMware Engine

大量のデータを扱うVMwareワークロードを、クラウドに移行するとします。完璧な休暇を過ごすための複雑なロジスティクスは、すべて揃っています。では、それらを仮想マシン(VM)に適用しましょう。ただし、適用にうんざりするほど手こずったり、面倒を感じる必要はありません。NetApp® Cloud Volumes Service for Google CloudとVMware Engineを使用すると、迅速かつ簡単、しかも対費用効果に優れた方法で、重要なワークロードをクラウドへと安全に移動し、クラウドに維持できます。

ネットアップとGoogle Cloudが、VMwareワークロードの最適なパートナーである理由

VMware Engineは、Google Cloudと完全に統合されたネイティブのVMware vSphere環境です。つまり、VMwareワークロードをGoogle Cloudに移行するのに、大幅な変更は必要ありません。私たちはこれを、真の移行と切り替えのソリューションと呼んでいます。管理、ネットワーク サービス、バックエンド インフラ、運用プラットフォームのすべてが、規模に関わらずGoogle Cloudによって実行されます。いたって簡単です。

でも、ご存知のように、仮想化されたエンタープライズ アプリケーションやデータベースは大量のデータを必要とする場合があり、アプリケーションやデータベースによって生成されるデータ量は増え続ける一方です。Cloud Volumes Serviceを環境に追加すると、余計なコンピューティング リソースにコストをかけることなく、ネイティブのVMware Engineデータストアを補強できます。ファイル ストレージ向けのフルマネージド ソリューションであるCloud Volumes Serviceは、データ保護など、NetApp ONTAP®ソフトウェアのデータ管理機能をひとつ残らず提供します。SMBまたはNFSプロトコルを使用すると、Cloud Volumes ServiceボリュームをVMゲストに接続して、大量のデータを格納したり、VM間でデータを共有したりできます。

Vmware diagram

Google Cloud VMware EngineにCloud Volumes Serviceを使用する理由

  • Cloud Volumes Serviceは、VMware Engineに現在使用可能な、ネイティブのデータ保護機能を備えた業界唯一の簡単で現実的なSMBソリューションです。製品ドキュメントが完備され、サポートされています。
  • コンピューティングとは別に、ボリュームあたり100TBまでストレージを拡張できます。拡張のためにノードを追加する必要がないので、コストを削減できます。
  • VMware Engineの機能を拡張すれば、より包括的なソリューションが実現します。

Cloud Volumes ServiceとGoogle Cloud VMware Engineのユースケース

Cloud Volumes Service for Google CloudとVMware Engineの組み合わせは、次のようなさまざまなユースケースに対応します。

  • データセンター出口戦略:VMware EngineはVMwareとネイティブに統合されているため、コードを再設計する必要がありません。そのため、VMwareアプリケーションをデータセンターからクラウドへと、すばやく簡単に移行できます。ツール、スキル、人材への投資を保護し、リソース効率をさらに高められます。

    たとえば、既存のVMware HCXやvSphereレプリケーション ツールを使用して、VMベースのアプリケーションを一括で移動したり、必要なVMだけをダウンタイムなしで移動したりできます。ここにCloud Volumes Serviceを追加すれば、VMディスクから個々のSMB共有やNFSボリュームにデータを分離して、クラウドの移動性とコスト効率を高めることができます。

    ある大手企業は、Cloud Volumes ServiceとVMware Engineを併用することで、米国内の2つのデータセンターからの脱却を果たしました。Cloud Volumes Serviceは、元々は、Active Directoryの要件に対応し、ボリューム レプリケーションの追加によってデータを保護する業界唯一のSMBボリューム サービスです。今までに、ゲスト アクセス方式で約400TBのデータを移行しています。
  • アプリケーション ファイル共有:アプリケーションでは、ETL(抽出、変換、読み込み)パイプライン向けなどにデータ共有が必要になることがよくあります。また、エンタープライズ リソース プランニング(ERP)、人事、顧客関係管理(CRM)アプリケーションの間で、重要な情報が共有される場合もあります。Cloud Volumes Service for Google Cloudを使用すると、VMware Engineがホストする複数のVM間でファイルを共有できます。Google Compute Engine(GCE)VMやGoogle Kubernetes Engine(GKE)コンテナを使用して、VMware Engine VMで実行されるアプリケーション間でファイルを共有することもできます。 
  • データベースのワークロードとバックアップ:Cloud Volumes Serviceは、SMB共有やNFS共有でデータベース アプリケーションを直接実行するのに必要なパフォーマンスを提供します(詳細については、こちらのレポートを参照してください)。データベースをCloud Volumes Serviceで直接ホストするだけでなく、データベース バックアップをボリュームに格納して、データの損失や不整合が生じた場合に簡単にリカバリできるようにもします。
  • 仮想デスクトップのホーム ディレクトリとプロファイル:仮想デスクトップでは、個人ファイルやグループ ファイルのファイル共有や、各ユーザのプロファイルの管理が必要になることがよくあります。Cloud Volumes Serviceボリュームには数千ものプロファイルを格納できるので、VDI環境に最適です。
  • DevTest環境:Cloud Volumes Serviceの機能を利用して、VMベースのアプリケーションの開発とテストをサポートすることもできます。NetApp Snapshotコピーは、アプリケーションに大幅な変更を加える場合のチェックポイントとして機能します。アプリケーションを変更する場合やテストする場合に、高速で作成できるクローンとしても機能します。元のボリューム データには一切触れる必要がありません。

VMware、ネットアップ、Google Cloudを自由に活用する方法

ネットアップとGoogle Cloud VMware Engineチームは、VMware向けに、より強力な新しいソリューションを開発しようと努力を重ねています。最新の開発状況については、ネットアップのブログをご覧ください。9月16日開催のWebセミナーでは、VMに関するあらゆる質問に回答いたします。ぜひご参加ください。

Karl Konnerth

Karlは、Cloud Volumes Serviceを担当するネットアップのシニア プロダクト マネージャーです。以前は、世界各地のお客様のサポートを8年間担当していました。ネットアップ入社前は、企業のIT部門でアプリケーション、アーキテクチャ、運用などを担い、長期にわたってキャリアを積んできました。

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