ランサムウェア攻撃は増加の一途をたどっており、サイバー犯罪の勢いが衰える気配は一向に見られません。ランサムウェア サービス(RaaS)の普及によって、サイバー犯罪のハードルは下がり、その収益は10億ドル規模にも及んでいます。専門家によれば、2031年までにランサムウェア攻撃の頻度は2秒に1回になると予測されています。
このような状況では、誰もが、自分の組織が攻撃の標的になるものと想定すべきです。そして、攻撃を受けてしまった場合に即座に対応し、業務を立て直して再開できるように準備を整えておかなければなりません。では、こうした準備に欠かせないものは何でしょうか?それは、データ リカバリを迅速に行えるように、クラウドにバックアップ データを安全に保存することです。
どのようなサイバー レジリエンス計画でも、データ バックアップは組み込んでおくべきです。それには次のような理由があります。
バックアップ コピーを確実に用意するため、以下の3-2-1ルールに従うことをお勧めします。
この3-2-1ルールに合わせてしっかりとしたバックアップ計画を立てるには、NetAppとGoogle Cloudの組み合わせが有効です。NetApp® BlueXP™のバックアップとリカバリ機能を利用して、オンプレミスまたはクラウドベースのNetApp ONTAP®のデータをGoogle Cloudのオブジェクト ストレージに安全に保管しましょう。バックアップ データは、保存中はAES 256ビット暗号化、転送中はTLS 1.2 HTTPS接続で保護されます。BlueXPのバックアップはNetApp Snapshot™テクノロジを基盤としており、(初回のフル バックアップ後は)変更されたデータ ブロックをコピーするだけで済みます。そのため、バックアップのスピードと頻度を高めて、目標復旧時点(RPO)を達成しやすくなります。リカバリが必要になってもデータのリストアはほとんど一瞬で完了し、クラウド ストレージのコスト削減にもつながります。
NetAppとGoogle Cloudでのデータ バックアップ保護を組み合わせて、強固なサイバー レジリエンス体制を構築する方法の詳細については、こちらをご覧ください。本記事でご不明な点がある場合や、次のステップを検討されている場合には、ぜひNetAppのGoogle Cloudスペシャリストにご相談ください。
Jasonは、プロダクト マーケティング、製品管理、企業財務の分野で20年以上の経験を持つ、ビジネスおよびマーケティングのプロフェッショナルです。2008年にNetAppへ入社して以来、SANとNASストレージ、バックアップとディザスタ リカバリ ソリューション、クラウド データ サービスを担当してきました。オフの時間には、サイクリングや料理、家族との団らんを楽しみ、教会と地域のボランティアにも参加しています。