最新レポートが認める、ハイパフォーマンスなクラウド ファイル ストレージを実現するNetAppのファーストパーティ ソリューション
NetAppのパートナーであるAWS、Microsoft、Google Cloudが、2023年の GigaOm Radarレポート「ハイパフォーマンス クラウド ファイル ストレージ」部門でファースト ムーバーに選ばれました。この場を借りて、心よりお祝い申し上げます。クラウド向けハイパフォーマンス ファイル ストレージに関して、NetAppのハイパースケーラ パートナーの高い成熟度と革新性の実現に貢献できたことは、NetAppにとっても光栄です。
NetAppが最初のクラウドベース ストレージ ソリューションをリリースしたのは、2013年のことです。以来NetAppは、ハイパースケーラ パートナーとともに、大がかりなロードマップを提供することにひたすら注力し、パフォーマンス、コスト効率、サイバー レジリエンスの限界に挑みつつ、管理の簡易化とシームレスなデータ移動を実現してきました。
2023年のRadarレポートにも、このひたむきな努力が反映されており、NetAppは「アウトパフォーマー」としてリーダーの円内に位置付けられました。ただし、今回のレポートで特筆すべきことは、ほかにもあります。2023年は、NetApp®のテクノロジが、AWS、Microsoft Azure、Google Cloudの3大ハイパースケーラすべてでファーストパーティ製品として提供された初めての年でもあります。
2023年のレポートを見ると、NetAppが円のほぼ中心に位置し、AWSとMicrosoftがファースト ムーバーとして、チャレンジャーの円内で急速に成長していることがわかります。参入(Entrant)の円では、Google Cloudが強力な新サービス「Google Cloud NetApp Volume」で、同業者に挑む姿勢を見せています。全員に共通するのが、NetApp ONTAP®データ管理ソフトウェアです。
2023年8月に発表されたGoogle Cloud NetApp Volumesは、要件の厳しいエンタープライズ ワークロードをクラウドに簡単に移行して実行できる、フルマネージドのファイル ストレージ サービスです。Google Cloud NetApp Volumesを使用すると、Google Compute Engineの仮想マシンとGoogle Cloud VMware Engineにファイル共有を簡単にマウントして、同じ共有データを参照できます。
GigaOmはレポートでは、「Google Cloudのファイル ストレージは、Google Cloud NetApp Volumeが提供開始になったこともあり、機能が向上している」と評価されています。
Amazon FSx for NetApp ONTAP(FSx for ONTAP)は、ONTAPのすべての機能をAWSネイティブのマネージド サービスとして利用できるストレージです。WindowsとLinuxのどちらのワークロードでも、ブロック ストレージとファイル ストレージを完全にサポートします。AWSとNetAppが昨年のAWS re:Inventで発表した最新のFSx for ONTAPスケールアウト アーキテクチャでは、FSx for ONTAPストレージ システムひとつで、最大36GB/秒という桁外れのスループットと120万IOPSを実現できるようになりました。これは、従来の最大パフォーマンスの9倍に相当します。
レポートの中でGigaOmは次のように述べています。「FSx for NetApp ONTAPは、AWSの消費モデルにネイティブに統合された、実績のあるエンタープライズクラスのクラウド ファイル ストレージ環境をAWSプラットフォームに提供します。技術面での機能に優れ....NetApp ONTAPの原理に則って、単一のネームスペースで数ペタバイトまで拡張できます」
Azure NetApp Filesは、LinuxおよびWindowsアプリケーションの移行(移行と切り替え)、SAP HANA、VMware、データベース、ハイパフォーマンス コンピューティング(HPC)インフラとアプリケーション、仮想デスクトップのユーザ プロファイルなどのさまざまなシナリオで、共有ファイル ストレージ サービスとして広く使用されています。
GigaOmは次のように述べています。「Azure NetApp Filesを構成するのは、MicrosoftとNetAppが共同で開発したファーストパーティ ソリューションです。NetAppベア メタル システム上で動作するONTAPを使用し、Microsoft Azureクラウドに完全に統合されています。このソリューションは、エンタープライズクラスの機能など、顧客がNetAppに期待するメリットを余すところなく提供します」
NetAppがハイパースケーラとの間に築いてきた真のクラウド パートナーシップにより、3大ハイパースケーラすべてが、実際にNetAppテクノロジを基盤に自社製品を開発して提供するまでになりました。リーダーの円でNetAppがもっとも中心に位置付けられたのは、真のファーストパーティ クラウド ソリューションに投資するというNetAppの戦略の賜物です。
NetAppのお客様は、競争力維持のために、複数のクラウドでデータセンターへの投資を強化している企業がほとんどです。そのため、数十年前から頼りにしてきたベストプラクティスやテクノロジを、最新の動的なクラウド モデルにいかに組み込むかといった新たなさまざまな課題に悩まされています。そこでNetAppは、データがどこにあってもシームレスに格納、管理、保護、使用できるよう投資することで、お客様が現在得ているメリットが将来も約束されるようにしています。
これこそがNetAppの真の差別化要因だと、私たちは考えます。GigaOmも同じ意見のようで、レポートには次のように述べられています。「NetAppは、シームレスなデータ移動と一貫したシンプルな運用を実現する、他社にはないエンタープライズクラスの機能セットを、3大ハイパースケーラすべてでファーストパーティ ソリューションとして提供しています。サイバー レジリエンス、データ管理、データ保護機能により、プラットフォームの価値を全体的に高め、業界をリードするクラウド ファイル ストレージ環境を構築できます」
詳細については、 GigaOm Radar for High-Performance Cloud File Storageレポートの全文をお読みください。レポートには、じっくり見比べられる比較表、評価指標、詳細なベンダー分析が含まれています。
Mike McNamaraは、NetAppの製品およびソリューション マーケティング担当シニア リーダーであり、25年以上にわたってデータ管理とクラウド ストレージ マーケティングに携わってきました。10年以上前にNetAppに入社する前は、Adaptec、Dell EMC、HPEで勤務していました。また、主要なチーム リーダーとして、ファーストパーティのクラウド ストレージ サービスや、業界初のクラウド対応AI/MLソリューション(NetApp)、ユニファイド スケールアウトおよびハイブリッド クラウド ストレージ システムおよびソフトウェア(NetApp)、iSCSIおよびSASストレージ システムおよびソフトウェア(Adaptec)、ファイバチャネル ストレージ システム(EMC CLARiX)の発売を推進しました。
過去には、Fibre Channel Industry Associationのマーケティング分野の議長を務めたこともあり、Ethernet Technology Summitの諮問会議や、Ethernet Allianceの現役メンバーとして、業界誌に頻繁に寄稿しているほか、各種イベントにスピーカーとして数多く登壇しています。さらに、FriesenPressより『Scale-Out Storage - The Next Frontier in Enterprise Data Management』というタイトルの書籍を発行しているほか、KaposによりB2B製品マーケティング担当トップ50に選出されたこともあります。