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Cloud Manager Digital Wallet:シンプルなハイブリッド クラウド体験

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Cathi Allen
Cathi Allen
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今日、私たち消費者にとって商品やサービスの購入は簡単です。ほとんどの商品は、アプリやWebサイトから、または昔ながらの実店舗に足を運んで購入することができます。ボタンをクリックしたり、ドラッグ&ドロップしたり、セルフサービスのレジを利用すれば、簡単であっという間です。しかし、購入は簡単でも、その後の管理は容易ではありません。支払い、返品、交換を管理するためのボタンが見つからないのです。

先日、新居を購入したのですが、すでに用意していたインテリア等に合わせて、新築祝いのプレゼントをいくつか頂きました。しかしその中には、いろいろな理由で重複してしまったり、思ったとおりに使えなかったりするものがありました。返品や交換が必要なものがいくつか出てきたのですが、本当に大変でした。領収書やギフト レシート(頂いたプレゼントの場合)など、返品や交換に必要なものすべてを整理し、実際に店舗に持っていくものと発送が必要なものを分けるなど、さまざまな作業を行いました。とても大変な作業で、忙しい中から時間を捻出しなければなりませんでした。また、返品に対して本当に返金されたのかどうかを追跡するのも大変でした。

今日のハイブリッド マルチクラウド環境でも、同様の複雑さが生じています。ハイブリッド マルチクラウド環境内の各作業環境には、それぞれに個別の調達プロセスがあり、ライセンスと使用権の管理も必要です。導入済みのストレージ サービスやその他のあらゆる「aaS」では、それぞれに異なる消費モデルと管理プラットフォームが使用されているのではないでしょうか。企業全体で、1つの画面からすべてのアセットを管理する機能は存在していないようです。そして、購入したものが必要なものと違っていたり、計画通りに使用できないことが判明したらどうなるか、考えただけで頭が痛くなります。

別の選択肢

別の方法、選択肢があるとしたら?ハイブリッド マルチクラウドのストレージとサービスのすべての要素を柔軟な消費モデルで導入、管理し、導入場所に関係なく必要に応じて使用、移動、交換することでコストを無駄にしない方法があるとしたらどうでしょう?ITチームやCloudOpsチームがデータ資産の管理に使用しているのと同じ画面から、オンデマンドでこの操作を実行できると言ったら、どう思いますか?FinOpsチームの皆様は驚かれるでしょうか? 

次世代のNetApp Cloud Manager Digital Walletを発表

ネットアップは、数カ月前にブログ「Cloud flexibility is for FinOps, too」でNetApp® Cloud ManagerのDigital Wallet機能を発表しました。この時点でDigital Walletにはパワフルな機能が搭載されていましたが、今回のアップデートで柔軟な消費モデルに対応した投資管理機能が加わり、シンプルな消費管理、リソース管理の強化、IT投資の保護が可能になりました。

シンプルで柔軟な消費管理

Digital WalletによりNetApp Keystone™の一元管理が可能になります。Keystoneは従量課金制のストレージ サービス(STaaS)で、ハイブリッド マルチクラウドの柔軟な消費体験を提供します。新たにKeystoneが統合されたことで、オンプレミスおよびクラウドのストレージ サービス全体で、サブスクリプションの検出、可視化、監視、プロビジョニング、レポート作成、請求、管理が可能になります。Keystoneサブスクリプション全体をFinOpsが一元的に管理することができます。

Cloud Manager

リソース管理を強化

Digital Walletの機能が強化されたことで、NetApp ONTAP®ソフトウェアおよびハードウェアのライセンス、ならびにデータ サービスの管理が容易になり、FinOpsは投資内容をより厳格に管理できるようになりました。ダッシュボードからソフトウェアやハードウェアのライセンスを拡張し、そのコストを監視および管理し、Cloud Managerに追加されているかどうかにかかわらずONTAPのオンプレミス作業環境を特定することができます。特定したONTAP環境は、ボタンを1回クリックするだけでCloud Managerキャンバスに追加できます。ウィザードを実行したり、IPアドレスやクレデンシャルを追加したりする必要はありません。

リソースへの投資を保護

新しくなったDigital Walletでは、使用していないCloud Volumes ONTAPのノードベース ライセンスをCloud BackupやCloud Tiering、Cloud Data Senseのライセンスと交換できます。FabricPoolライセンスをCloud Tieringの使用権に変更することもでき、リソースへの投資を保護して有効に活用することができます。お客様のデータ ファブリック ビジョンをサポートする運用 / 財務モデルを使用して、1つのサブスクリプションですべてのクラウドを管理し、Keystoneを通じてハイブリッド マルチクラウド データ環境全体でストレージ コストを簡単に再配分できるようになりました。Cloud Volumes ONTAPやCloud Backupなどのサービスも、オンプレミス(ファイル、ブロック、オブジェクト)のデータ サービスと同じサブスクリプションで利用でき、必要に応じてDigital Walletからそのコストを再配分できます。この柔軟性により、単一の請求書で全体的なコスト プロファイルを管理しながら、オンプレミスとクラウドのアカウント間でデータまたはワークロードを必要に応じて移行することができます。

再配分の仕組み

シンプルなFinOpsがついに実現

私が新居に届いた品物の返品 / 交換プロセスを簡素化したいと思ったように、FinOpsチームもインフラ投資をもっとうまくコントロールする手段を必要としています。Digital Walletの新しい機能のお蔭で、FinOpsは、ITチームやCloudOpsチームがデータ環境を管理しているのと同じ単一の管理ポイントから、STaaSサブスクリプションを完全にコントロールできるようになりました。ITやCloudOpsのニーズの変化に応じて、ストレージ コストを交換、変更、共有、再配置できるため、より厳格なリソース管理と投資保護が実現します。

Cloud Managerと新しくなったDigital Walletを使用すれば、ITOps、CloudOps、FinOpsの各チームが、同じ戦略のもとに柔軟性、簡易化、保護を追求することができます。新居への引っ越しもこれほど簡単だったらと思わずにはいられません。

Cloud Manager Digital Walletの詳細については、NetApp.comおよびCloud.NetApp.comを参照してください。

Cathi Allen

Cathi Allenは経験豊富な技術者です。プログラマとしてキャリアをスタートし、システム エンジニア、ネットワークと仮想化の管理者、製品管理、プロダクト マーケティング担当を経験してきました。Cathiは3つの博士号を取得しており、情報システム セキュリティでMSMを、プロジェクト管理でMBAを、情報技術管理でMBAを取得しています。IT業界における30年以上に及ぶキャリアにより、エキスパートとしての地位を確立しています。現在、NetAppのクラウド データ サービス担当プロダクト マーケティング マネージャーを務めています。趣味は旅行、骨董品収集、映画鑑賞、オフロード レース、キャンプ、ペットとの散歩です。

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