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BlueXPを活用した統合データ管理

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Cathi Allen
Cathi Allen

複雑なハイブリッド環境やマルチクラウド環境の全体にわたってデータを管理するには、即応性が不可欠です。アナリスト企業のOmdiaがNetAppをリーダーであると評価している理由の1つも、まさにこの点です。NetAppには即応性があります。企業が格納場所にかかわらずデータ資産を管理するには何が必要かを、NetAppは理解しています。Omdiaは最近のレポート『Selecting a Hybrid and Multicloud Management Solution, 2022–23』の中で、オンプレミス環境とクラウド環境にわたってストレージ サービスとデータ サービスをグローバルに可視化して、シンプルな運用を実現する、NetApp®BlueXP統合コントロール プレーンで体現された、NetAppのビジョナリー アプローチを称賛しました。

「NetAppは市場を新たな視点で捉え直し、BlueXPで何を実現しようとしているかを明確に示している」とOmdiaは評価しています。

OmdiaによるBlueXPのレビューと、その重要性について詳しく見ていきましょう。

コンテキスト

Omdiaは、背景情報として、今日のIT環境には(控えめに言っても)難しい課題が山積みであることを的確に指摘しています。このような背景から、企業は、データセンターの原則の長所とパブリック クラウドが提供する柔軟性、拡張性、即応性を融合しながら、可視化と管理を実現する、シームレスな統合サービスを必要としています。実際、NetAppのエンタープライズのお客様の77%が、データセンターとクラウドの両方を組み合わせてデジタル戦略を策定しています。こうした要件から、ハイブリッド マルチクラウド管理市場では新しい管理ソリューションのニーズが高まっています。この市場は現在、2021年から2026年にかけて26%以上の年平均成長率で成長すると見込まれています。

BlueXPの卓越したメリット

上記のような背景のもと、Omdiaは、NetAppのBlueXP戦略全体と、その多くの機能の詳細の両方を明確な方法で検証しました。

「NetAppはこの市場に参入したばかりだが、マルチクラウドの課題に対して、これまでとはまったく異なるアプローチを採用しているので、ソリューションの最終候補に含めるべきだ」とOmdiaは評価しています。「NetAppのソリューションでは、複数の環境のストレージ、データ ガバナンス、サイバー レジリエンス、モビリティ、オブザーバビリティ、AI運用、消費の各サービスを単一のコントロール プレーンに集約できる」

Omdiaは、ITとクラウドの運用に関する幅広い課題に対応するBlueXPの統合機能を高く評価しています。

歴史から学ぶ

NetAppにはデータ管理の豊富な実績があり、BlueXPを使用すれば、さらに簡単に活用できます。BlueXPは、ハイブリッド マルチクラウド環境のコントロール プレーンとして、オンプレミス環境とクラウド環境の両方にわたって運用を簡易化し、NetAppブランドの代名詞となったデータ保護、ガバナンス、モビリティを実現します。さらに、AIOpsベースの自動化と柔軟な消費機能が新たに加わったことで、過去の状況を明確に把握できるだけでなく、将来の展望も得られます。

バックエンドの仕組み

Omdiaは、クラウド コネクタや高度なAPIテクノロジなど、BlueXPの高度なアーキテクチャについて詳細に検証しました。基盤となるコントロール プレーンでは、それぞれにREST APIが関連付けられた複数の異なるバックエンド サービスが使用されています。そのため、これらのサービスにアクセスするのに直感的なBlueXP UIを使用しなくても、APIとコネクタ テクノロジに直接アクセスして、AnsibleやTerraformベースなどの自動化スキームに統合できます。

BlueXPコネクタを使用すると、オンプレミス環境とクラウド環境にわたってリソース、プロセス、レポートを管理できます。コネクタは、重要なクレデンシャルをカプセル化し、環境内に保持する(つまり、一般に公開されることはない)ため、非常にセキュアです。これにより、重要なデータが悪意のある人の手に渡るのを防ぐことができます。コネクタを使用すると、API呼び出しで、環境全体のさまざまなリソース間で接続、認証、通信を行うことができます。

BlueXPは、コネクタ、高度な統合REST APIテクノロジ、バックエンド サービスを組み合わせることで、NetAppのテクノロジだけでなく、クラウド リソース、他社製ストレージ、フレームワーク、エレメント マネージャ、マーケットプレイス エンジンなどのサードパーティ テクノロジも、それらの場所を問わず統合できます。それによって、今求められている即応性とインテリジェンスが得られます。

ストレージの最適化とコストの削減

ビジネスの観点で言えば、BlueXPは、AIOpsと前述のサービスを組み合わせることで、必要な作業にかかるコストを最小限に抑えます。たとえば、組織によっては、アクセス頻度の低いデータである「コールド データ」であったとしても、それらのデータへのアクセスを維持しなければならない場合があります。BlueXPの階層化機能なら、組織のポリシーに基づいて、コールド データをオンプレミスまたはクラウド(ポリシーを通じて選択可能)の低コストのオブジェクト ストレージに自動的に移動できます。階層化は自動でシームレスに実行され、アプリケーションやワークフローを変更する必要はありません。それらのデータへのアクセスが必要になると、データは自動的にプライマリ ストレージに戻されます。Omdiaは、階層化などのBlueXPの最適化機能を高く評価しています。また、潜在的なコスト削減の余地を継続的に分析してレポートし、コスト削減のための推奨事項を提示する機能も称賛しています。階層化は、組織がビジネス上の意思決定を自信を持って行い、コストを簡単に最適化できるようにBlueXPが提供する支援のほんの一例です。

スマートなテクノロジ、スマートな投資管理

BlueXPの統合バックエンド サービスを使用すると、デジタル ウォレットを活用して、NetAppとハイパースケーラの両方のマーケットプレイスのさまざまなライセンス、使用権、サブスクリプションを可視化、監視、管理できます。デジタル ウォレット機能では、NetAppハイパースケーラ マーケットプレイスの使用権に関するレポートをフィルタ可能な単一のダッシュボードに統合できます。これにより、FinOpsチームは支出を細かく管理し、支出を確実に最適化して活用できるようになります。デジタル ウォレットは、ストレージの課金方法を変更したり、使用権、コミット済み容量、ライセンスを交換、移行、再割り当て、フローティングできる、業界屈指の機能も備えています。

貴社の新しいメイン コンソールとして

BlueXPを使用すると、データ資産全体をよりシンプルかつ堅牢に管理できます。シームレスな管理、AIOpsベースの自動化、柔軟な消費管理、強力な統合保護を備えた統合コントロール プレーンを使用して、データとインフラを導入、検出、管理、最適化できるようになります。BlueXPには、貴社の業務を簡易化する統合機能が備わっています。

進化したクラウド全体を可視化し、シンプルな運用を実現する直感的なコントロール プレーンであるBlueXPは、貴社の新しいメイン コンソールとして活用できます。

Omdiaの調査の詳細については、プレスリリース『NetApp Customers Say Hybrid Cloud is the Future of Enterprise IT in New Global Survey』をご覧ください。BlueXPの詳細については、BlueXPのWebページをご覧ください。

Cathi Allen

Cathi Allenは経験豊富な技術者です。プログラマとしてキャリアをスタートし、システム エンジニア、ネットワークと仮想化の管理者、製品管理、プロダクト マーケティング担当を経験してきました。Cathiは3つの博士号を取得しており、情報システム セキュリティでMSMを、プロジェクト管理でMBAを、情報技術管理でMBAを取得しています。IT業界における30年以上に及ぶキャリアにより、エキスパートとしての地位を確立しています。現在、NetAppのクラウド データ サービス担当プロダクト マーケティング マネージャーを務めています。趣味は旅行、骨董品収集、映画鑑賞、オフロード レース、キャンプ、ペットとの散歩です。

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