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NetApp、2024年版Gartner Magic Quadrant for Primary Storage Platformsで「リーダー」の評価を獲得

GartnerがNetAppを12年連続でリーダーに選出

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Sandeep Singh
Sandeep Singh
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NetAppは、2024年のGartner Magic Quadrant for Primary Storage Platformsで「リーダー」の評価を獲得しました。これは、NetAppがお客様にイノベーションと業界をリードするソリューションを提供できるよう、継続的に取り組んでいる点が評価されたものと考えられます。Gartnerから12年連続でリーダーとして認められたことを光栄に思うと同時に、今後もこの評価を維持できるよう真摯に取り組んでまいります。

今年はGartnerがMagic Quadrantの市場カテゴリをPrimary StorageからPrimary Storage Platformsに移行したため、今年のGartner Magic Quadrantは進化の節目といえます。改定されたカテゴリでもNetAppが評価されたことから、ストレージ プラットフォームの未来に向けたNetAppのビジョンの完全性とそのビジョンの実行能力に対して業界アナリストから信頼が寄せられていることが明らかになったと当社は考えています。NetApp側から見ると、これはNetAppのインテリジェントなデータ インフラの戦略と、現在と将来にわたって進化するお客様のニーズを満たしさらに上回ることに常に重点を置いていることの証です。

シンプルさと柔軟性のビジョン

そのストレージ プラットフォームの未来はどうなるのでしょうか。まずは認識を合わせるために状況を確認するところから始めましょう。現代の企業はハイブリッドな環境でプラットフォームを運用しています。データをオンプレミス環境と複数のクラウドに格納しており、AIや生成AIなどの増え続けるワークロードを管理しています。また、増える一方のランサムウェア攻撃からアプリケーションやデータを保護することを最優先していて、インフラの消費モデルは急速に進化しています。しかし、多くの企業では、インフラの複雑さとスキルのギャップが原因で進歩が依然として妨げられています。そのため、大規模環境であらゆるワークロードを高速化できるシンプルさと、複数のクラウドにまたがった運用や、VMwareとコンテナ化された環境の最適化が可能になるシームレスな柔軟性という2つの不可欠な要素を実現できる真のハイブリッド クラウド プラットフォームが喫緊で必要です。それこそがNetAppが現在提供しているものであり、当社は将来に向けてそのイノベーションに絶えず取り組んでいます。

ストレージ プラットフォームの可能性とあるべき姿について、NetAppはほとんどのストレージ ベンダーよりも広い視野で考えています。NetAppは、企業がハイブリッド マルチクラウド データインフラの現実を克服するのに苦労している様子を目にしてきました。そのため、業界で唯一の真のインテリジェント データインフラ プラットフォームを提供することを目指し、10年以上にわたって取り組みを重ねてきました。このプラットフォームは完全ハイブリッドです。つまり、オンプレミスと3種類の主要なパブリック クラウドすべてでネイティブに実行される単一のストレージ オペレーティング システムを搭載したストレージ ソリューション、統合コントロール プレーン、包括的でインテリジェントなデータ サービスで構成される総合的なポートフォリオです。お客様にとっては、これまでにないシンプルさと柔軟性が得られるというメリットがあります。

シンプルさを主張する企業もありますが、実際には柔軟性を阻害するサイロ化したリソースで構成された「ハイブリッド」プラットフォームを構築していることがよくあります。このような主張をしている企業がいても、NetAppが実現している大規模環境でのシンプルさと、ハイブリッド クラウド全体での妥協のない柔軟性に匹敵するストレージ ベンダーは他に存在しません。

NetAppがインテリジェントなデータ インフラ プラットフォームでどのようにシンプルさと柔軟性を両立させているか詳しく見ていきましょう。

シンプルさがもたらすメリット

ITがますます複雑化する中で、シンプルさは単にあれば助かるというものではなく、市場での優位性に直結します。当社は、NetAppのエクスペリエンスをシンプルにするための取り組みを次のような重要な形で絶えず続けています。

  • ユニファイド データ ストレージNetAppは長年にわたり、NASの開発、世界各国の市場でのユニファイド ストレージの販売、ブロック最適化ストレージの開発や、オンプレミスとクラウドのコストパフォーマンスを複数階層で提供するなど、先駆者としての地位を築いてきました。他のストレージ ベンダーとは異なり、NetAppのイノベーションでは、関連性のない複数のオペレーティング システムで構成されたサイロ化されたシステムが出来上がることはなく、お客様のチームがさまざまな環境の学習、管理、アップグレード、保護を行う必要はありません。NetApp® ONTAP®はお客様にも気に入っていただけており、オンプレミスとクラウドで、VM、データベース、EDA、AI、分析、バックアップなどあらゆるブロック、ファイル、オブジェクトのワークロードにわたって一貫したエクスペリエンスを実現しているため頼りになります。すべてONTAPの機能として提供
  • 管理の一元化:お客様はNetApp BlueXP™統合コントロール プレーンを介して、オンプレミスまたはクラウドのすべてのNetAppシステムを1つのウィンドウで管理できます。BlueXPサービスは、インフラのSLAの監視、ガバナンスとコンプライアンスの要件の達成や、エラー、災害、ランサムウェアからデータを保護できるなど、さまざまなメリットをお客様にもたらします。また、管理者は、容量利用率を最大限に高めながら、パフォーマンスとコストのバランスを取ることができます。
  • データ保護機能の標準サポート:データは組織にとって生命線であり、データが格納されるストレージシステムは最終防衛線です。そのため、NetAppは99%以上の精度、リカバリ保証、統合型のビジネス継続性を実現するように設計されたAI / MLベースのリアルタイム ランサムウェア検出機能を提供しています。ランサムウェア検出 / 防御システムのうち、ランサムウェア攻撃の回避を100%保証できるシステムはありません。攻撃が検出をすり抜ける可能性はありますが、NetAppのテクノロジで防御レイヤが1つ加わることは重要な意味を持ちます。NetAppは、データ保護は後付けではなく組み込まれているべきだと考えているため、複雑でパフォーマンスが低下するアドオンの必要がない、業界をリードするデータ保護機能への投資と革新を続けています。
  • 包括的なサステナビリティ:NetAppは、お客様が必要とするデータを特定し、そのデータのみを、オンプレミスまたはクラウドの二酸化炭素排出量の面で最も効率的な場所に格納できるツールを提供することで、簡単にサステナビリティの目標達成に近づけるように支援しています。物理容量と実効容量の比は業界随一で、常時稼働の可用性と4:1のストレージ容量削減保証を提供しているためストレージ利用率が最適化されます。また、他のベンダーとは異なり、NetAppのエネルギー効率データはPAIA標準に準拠しており、お客様の実際の使用量に基づいています。サステナビリティ ダッシュボードを使用すると、エネルギー消費量を追跡して予測し、二酸化炭素排出量を削減するための推奨措置を講じることができます。

真の柔軟性が変革をもたらす

NetAppのソリューションで実現できる大規模環境でのシンプルさと卓越した柔軟性によって、お客様は固有のニーズに合わせて適切なストレージを選択できます。

  • サイロのないワークロード最適化:NetAppは30年前に他社に先駆けてNASを提供して以来、絶え間なく革新を続けています。ファイル、ブロック、オブジェクトをサポートするシステムで構成された、真のユニファイド ストレージを初めて市場で販売したのもNetAppです。NetAppは、ブロック ワークロード専用に最適化されたストレージを提供することで、進化するお客様のニーズに応え続けてきました。また、わずか18カ月の間に、NetApp ASA Aシリーズ アレイと容量ベースの製品であるNetApp ASA Cシリーズアレイで構成されたハイパフォーマンスSAN製品を発表しました。
  • 卓越したコスト最適化:NetAppのお客様は、パフォーマンスと予算の要件を柔軟にバランスよく調整することで、データのコストを最小限に抑えることができます。ハイパフォーマンスなNetApp AFF AシリーズシステムとASA Aシリーズ システムは、AI、VMware、データベース アプリケーションなど、非常に要件の厳しいワークロードを強力にサポートします。容量が最適化されたAFF CシリーズとASA Cシリーズ フラッシュ システムは、汎用ワークロードに最適なパフォーマンスとコストのバランスを実現しています。NetApp FASシステムは、データ階層化、バックアップ、サイバー保管庫などのセカンダリ ストレージのユースケース向けに最適化されており、ライフサイクル全体にわたってデータのコストを最小限に抑えるのに役立ちます。
  • データをシームレスに移動:NetAppは、包括的なデータ サービス、セキュアで効率的なアプリケーションとデータモビリティによって、お客様がオンプレミスとクラウドを橋渡しできるように支援する唯一のベンダーです。ストレージ ベンダーの中でも、オンプレミスと完全に統合され、世界最大手のクラウド プロバイダであるAzureGoogleAWSにネイティブに組み込まれている真のハイブリッド エクスペリエンスを実現しているのはNetAppだけです。お客様は、ワークロードに最適な場所を自由に選択できるため、データの格納場所にかかわらず一貫した運用を実現できます。
  • 消費モデルを選択可能:ストレージ サービス(STaaS)は多くのお客様にとって価値あるオプションであり、NetAppはNetApp Keystone®ポートフォリオを通じてSTaaSに簡単に移行できる方法を提供してきました。STaaSを売り込んでいるベンダーもいますが、NetAppはオンプレミスやクラウドでのSTaaSに移行することがお客様にとって運用面と財務面で最適な方法である場合に、移行を支援しています。Keystoneの採用が急速に進んでおり、利用をやめたお客様はまだいません。Keystoneを選んだお客様は、Keystoneを使い続けるだけでなく、利用範囲も広げています。
  • VMとコンテナのオプション:現在進行中のVMwareの課題に対処するため、NetAppはオプションを提供しています。まず、コンピューティングの消費量を削減し、データ管理をONTAPにオフロードすることで、VMwareのライセンス料金を最大25%削減できます。また、お客様が別のハイパーバイザーを採用したりアプリケーションをコンテナ化したり、クラウドに移行したりすることができる、将来を見据えた卓越した柔軟性を提供します。従来型のVMベースのアーキテクチャを導入する場合でも、コンテナやKubernetesを活用する場合でも、NetAppがお客様をサポートします。実際、NetAppはGartnerの2024年Critical Capabilities for Primary Storage Platformsにおいて、コンテナ ユースケースで第1位の評価を獲得しました。

言葉では表現しきれない価値:NetAppの保証

NetAppは、すべてのお客様が、SLA未達成や壊滅的なデータ損失の通知を受け取る心配をすることなく、夜にぐっすり眠れるようにしたいと考えています。そのため、ストレージ ソリューションに関連して次のような重要な保証を策定しました。 

  • 99.9999%のデータ可用性保証:NetAppは、NetApp ASAシステムで99.9999%のデータ可用性を保証します。保証には当社規定が適用されます。
  • NetAppのストレージ容量削減保証プログラム:お客様の価値を最大限に高め、エネルギー消費量を最小限に抑えるためにNetAppストレージの効率を保証します。SANプロトコルでは4:1、NASプロトコルでは1.5:1、NASのVMware、Hyper-V、KVMのワークロードでは3:1の効率を保証します。保証には当社規定が適用されます。
  • NetAppのランサムウェア リカバリ保証:NetAppが地球上で最もセキュアなストレージである理由の1つは、ランサムウェア攻撃が発生した場合のリカバリを保証していることです。NetAppプロフェッショナル サービスのサポートを受け、NetAppのランサムウェア対策のベストプラクティスに従って導入されたNetApp AFF、ASA、FASストレージが対象です。保証はテクノロジの導入とプロフェッショナル サービスの関与の両方を含みます。保証には当社規定が適用されます。いかなるランサムウェア検出 / 防止システムといえども、絶対にランサムウェア攻撃の被害に遭わないことを保証できるものはありません。攻撃が検出をすり抜ける可能性はありますが、NetAppのテクノロジで防御レイヤが1つ加わることは重要な意味を持ちます。

たゆまず革新を続ける

Gartner Magic Quadrantで継続的に評価を獲得した喜びを胸に、NetAppはエンタープライズ ストレージの可能性の限界を押し広げることにこれからもたゆまず専念してまいります。NetAppのビジョンは明確です。柔軟性に優れたシンプルなソリューションを提供し、お客様が現在のニーズと将来の課題に十分な備えで対応できるようにすることです。

NetAppへの変わらぬ信頼とご支援に心よりお礼申し上げます。イノベーションとストレージ インフラのリーダーとして、また新たな1年の始まりです。

詳細については、2024年Gartner Magic Quadrant for Primary Storage Platformsレポートをご覧ください。

Gartner, Magic Quadrant for Primary Storage Platforms, Jeff Vogel, Chandra Mukhyala, September 18, 2024.
Gartner, Critical Capabilities for Primary Storage Platforms, Jeff Vogel, Chandra Mukhyala, September 19, 2024.
A Leader in Magic Quadrant for Primary Storage Platforms (2024)
A 5-year Leader in Magic Quadrant for Primary Storage (2019-2023)
A 3-year Leader in Magic Quadrant for Solid-State Arrays (2016-2018)
A 6-year Leader in Magic Quadrant for General-Purpose Disk Arrays (2013-2018)
GARTNER is a registered trademark and service mark of Gartner, Inc. and/or its affiliates in the U.S. and internationally, and MAGIC QUADRANT is a registered trademark of Gartner, Inc. and/or its affiliates and are used herein with permission. All rights reserved.Gartner does not endorse any vendor, product or service depicted in its research publications and does not advise technology users to select only those vendors with the highest ratings or other designation.Gartner research publications consist of the opinions of Gartner's research organization and should not be construed as statements of fact.Gartner disclaims all warranties, expressed or implied, with respect to this research, including any warranties of merchantability or fitness for a particular purpose.

Sandeep Singh

Sandeep Singhは、NetAppのエンタープライズ ストレージ担当シニア バイス プレジデント兼ゼネラル マネージャーです。20年以上にわたってエンタープライズクラスのテクノロジに携わってきた経験があり、その範囲は、データインフラ、データ管理、クラウド サービス、ハイブリッド クラウド、ハイパーコンバージド インフラ、AI Ops SaaS、プライマリ ストレージ、ストレージ サービス、バックアップ サービス、ディザスタ リカバリ、ランサムウェア リカバリと多岐にわたります。

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